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情報システム学会 メールマガジン
2019.06.27 No.14-03
[1] 学会 新体制について
[2] 会長就任ご挨拶(情報システム学会 代表理事 会長 山口高平)
[3] 社会への提言「日本の情報システムSEの能力低下を憂える」
[4] 再掲「システム開発方法論への科学的アプローチ研究会」研究会
2019年度第1回勉強会のご案内(7月8日)
[5] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)
[6] ワークショップ開催報告(5月25日)(三村和子)
[7] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
からの眺め(中島 聡)
第8回 成果メディアから捉えた日本人の概念化と言語化の能力
[8] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
第19回 パターンランゲージ (1)IS技術者にとっての「大聖堂」
[9] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
第135回 ファクトフルネス・・事実を見るための方法
[10] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
第145回 IS/IT:なぜ、欧米に敗けるのか(承前)
[11] 中島聡氏の『自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・シス
テムからの眺め』を読んで(永田奈央美)
[12] 人材募集 教員公募のお知らせ(桃山学院大学)
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[1] 学会 新体制について
5月25日に社員総会・理事会が開催され、5代目の学会会長に
慶応義塾大学の山口高平先生が就任され、新体制になりました。
新体制につきましては下記を参照願います。
http://www.issj.net/gaiyou/yakuin.html
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[2] 会長就任ご挨拶
一般社団法人情報システム学会 代表理事 会長 山口 高平
(慶應義塾大学)
2019年(令和元年)5月25日に開催されました社員総会で会長候補に推薦さ
れた後、同日開催の理事会で会長に選出され、5代目の会長に就任することに
なりました。本学会は、副会長、理事、監事、事務局、各種委員会(新情報シ
ステム学体系調査研究、研究普及、編集、メルマガ編集、浦昭二記念賞選定、
広報、基盤整備、ウェブ編集、総務、教育)により管理運営が支えられるとと
もに、全国大会・研究発表大会、学会誌、メールマガジン、社会への提言・貢
献、シンポジウム、研究会、法人向けセミナーなど、様々な学会活動が実施さ
れ、会員の相互交流がはかられており、数百人規模の学会としては、
アクティビティは高いと考えていますが、AIシステムが新たに出現し、
エンドユーザレベルでAIシステムが正しく把握されない状況も続いており、
AIシステムも考慮した学会活動も必要になってきていると感じています。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/gaiyou/gaiyou.html
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[3] 社会への提言「日本の情報システムSEの能力低下を憂える」の公表の
お知らせ
社会への提言を公表し、Webに掲載しました。ぜひ、ご一読ください。
<社会への提言など>
http://www.issj.net/teigen/teigen.html
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[4] 再掲「システム開発方法論への科学的アプローチ研究会」研究会
2019年度第1回勉強会のご案内(7月8日)
1.日 時 2019年7月8日(月)午後2時00分〜午後5時
2.場 所 TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-ichigaya/access/
3.発表
講師:ベース株式会社 マネージャ 藤原紀章氏
タイトル:
「IT業界におけるイノベーション創発事例研究 − 受託開発とERPの間」
参加費:無料
★研究会の後、懇親会を催します(費用は実費)。
研究会の参加希望の方は以下のメールアドレスにメールをください。
nakanishi-m■nagoya-ku.ac.jp 中西昌武(名古屋経済大学)宛て
(■は@に置き換えて下さい)
(詳細は、下記をご参照ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/02/mm1402-ak-ak.pdf
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[5] 2019年 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)
第15回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催する予定です。
日時 2019年11月30日(土)
場所 帝京大学 八王子キャンパス
詳細については今後Webに掲載して参ります。
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[6] IS技術者のためのPsytech研究会 ワークショップ開催報告(5月25日開催)
第5回研究会を開催しました。
日時:2019年5月25日(土) 12:20-13:10
会場:専修大学 専修大学神田校舎 7号館7階773教室
(詳細については下記をご参照ください。)
http://www.issj.net/kenkyuu/2017_psytech/190525_psytech_houkoku.pdf
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[7] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
からの眺め(中島 聡)
第8回 成果メディアから捉えた日本人の概念化と言語化の能力
先日、依頼されてある会議に2時間ほど参加させていただきました。20程度
の様々なテーマがありましたが、関心を持てたのはほんの一部だけで、受身的
な時間を過ごしました。テーマの中に、日本人の概念化能力に関するものがあ
りました。日本企業の業績というか、生産効率と言うべきなのか定かではあり
ませんが、いずれにしろ近年かなり低迷している。そしてその原因は、日本人
の概念化能力にあり、根源的には日本語と日本文化に問題がある、という本学
会からすると至って在り来りなものでした。上げられている個々の事象につい
ては大凡賛同できるので特段大きな異論はありません。ですが、自称基礎情報
学伝道師としてはどうもしっくり来ないのです。なにしろ、「日本人は概念化
能力が低い」と当の日本人が語り、その概念化能力の低いはずの日本人が概念
化について語っている…なにか自己言及パラドックス的な感覚に陥りそうです。
そんなことを考えていたら気持ち悪くなる一方なので、自分を少し落ち着かせ
るためにも、今回は日本人の概念化と日本語について基礎情報学と絡めて勝手
に考えてみようと思います。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403-dn-dn.pdf
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[8] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
第19回 パターンランゲージ (1)IS技術者にとっての「大聖堂」
去る5月25日、IS技術者のためのPsytech研究会(以下、当研究会)の
ワークショップ「IS技術者のためのパターンランゲージの作成」を開催しま
した。当研究会では今年度の活動として、卓越したISマネージャの経験則を
パターンランゲージとして整理し、広くIS産業界に広めることを目標として
います。今回のパターンランゲージ作成の取り組みは、プロジェクトマネジ
メントの機能*1)、役割を構成する第3のプロセス「プロジェクト・メンタル・
プロセス」に位置づけられます。パターンランゲージにより、IS技術者の生
命情報を喚起し、「プロジェクトマネジメント・プロセス」および「ソフト
ウェア・エンジニアリング・プロセス」への取り組みと能力開発の活性化を
図ることを狙いとしています。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403-wb-wb.pdf
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[9] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
第135回 ファクトフルネス・・事実を見るための方法
先日、他社の駐在員の方との懇親会の席で話した会話の中で気になったこ
とがありました。その方は、上海に駐在し5年余になるのですが、赴任以来、
中国でのIT状況の先進的な点について日本本社に半期に一度のペースでレポ
ートをしています。管掌役員の方へも説明しており、説明した際は、その都
度、「いまの中国のITはこんなに進んでいるのか。日本も参考にしていかな
いといけないな」と同意してもらえるものの、話がそれ以上進まない。一方、
それと比較すると、米国のシリコンバレーからのレポートは喜んで受け止め
られているように感じる、といいます。また、私自身の経験としては、拠点
がある上海や大連、そして深?で、出張者の対応をした際、中国のIT状況や
ビジネスの取組み状況を説明すると、従来のオフショア開発とは異なる世界
があることを認識してもらえ、今後は、ソリューション創出の舞台としての
中国が大切になる、と共感いただけます。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403-pg-pg.pdf
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[10] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
第145回 IS/IT:なぜ、欧米に敗けるのか(承前)
小中学校の国語で「理想」と「現実」は反対語として教えられ、それがわ
が国では常識になっています。このことが皆の念頭にあるため、特に実利を
重んじる企業社会で理想について論じるのは、現実を離れた無駄なこととさ
れ、「それは理想論だ!」「理想論を言うな!」など、理想を否定し排除す
るような発言がよく聞かれます。
ところが欧米の設計や問題解決の主な技法では、理想について議論するプロ
セスが必ず設けられているのでびっくりします。米国でナドラーの提唱した
ワークデザインでは、システムの目標を定めた後、それを実現する理想シス
テムを考え、理想システムに近づけるよう現実システムを設計していきます。
旧ソ連で開発された創造的問題解決技法TRIZでは、アルゴリズムの中に
理想解を定義するステップが設けられています。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403-hs-hs.pdf
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[11] 中島聡氏の『自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・シス
テムからの眺め』を読んで(永田奈央美)
中島先生の主張する「基礎情報学の3つの情報概念」は、小中高さらには
大学の基礎教育でも教えるべき、真の情報教育であると感じました。
中島先生が指摘されたように、高等学校の教科情報が未だにIT機器リテラシ
になっており、Word, Excel, PowerPointの使い方を教えることを主流として
いる先生が多くいらっしゃいます。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403-kn-kn.pdf
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[12] 人材募集 教員公募のお知らせ(桃山学院大学)
桃山学院大学ビジネスデザイン学部(仮称)教員公募のご案内
このたび、桃山学院大学ビジネスデザイン学部(仮称)※にて、
教員を公募いたします。
詳細につきましては、ホームページ「採用情報」にてご確認下さい。
皆様のご応募をお待ちしております。
※ビジネスデザイン学科から学部への改組を予定
応募締切:2019年8月31日(土)
詳 細:採用情報 <http://www.andrew.ac.jp/gakuin/recruitment/index.html>
お問い合わせ:E-mail : bdl-office@andrew.ac.jp
TEL. 06-4708-3561
以 上
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05月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/02/mm1402.html
04月26日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/01/mm1401.html
03月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm13/12/mm1312.html
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するものではありません。
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ISSJメルマガ編集委員会
編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
芳賀正憲(50音順)
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