一般社団法人 情報システム学会
一般社団法人情報システム学会
浦昭二記念賞
第2回
授賞式 2017/12/2
受賞者

特別賞「ISSJメルマガ連載“情報システムの本質に迫る”」
    芳賀正憲(情報システム学会会員)

選定理由:2007年6月25日発行の本学会のメルマガ第10号に「情報システムの本質に迫る」第1回「『情報は形がない』か?」を投稿して以来,毎月途切れることなく連載投稿され,2017年9月28日の第124回「新しい会社をつくる」に至っている。124回に亘って毎回,基礎情報学,情報システム学の研究方法論及びその研究動向,情報システムの構築・運用に関する実践事例,社会的トピックスなど様々なジャンルの話題を取り上げ,情報システム学の視点から分析し,学会員に様々な情報を提供している。この連載は,全体を通して,情報システム学の理論的バックグラウンドの確認,強化だけでなく,情報システムのさまざまな実践の場面において情報システム学をどのように適用すればよいのか,どのような視点が有効なのかを具体的に例示してくれている。
また,この連載を積み重ねることは,本学会の目指す情報システム学の実存と体系を明確にしていくことにも繋がるであろう。本連載における論考は,本学会が出版した「情報システム学序説」に取り込まれるなど,学会活動にも影響を与えている。
この長期にわたる努力に敬意を表するとともに、併せて今後も継続して投稿されることを期待して,特別賞として表彰する。




功績賞「情報システム学発展への顕著な貢献」
    松平和也(情報システム学会会員)

選定理由:松平和也氏は、企業におけるコンピュータ導入の黎明期から一貫して企業経営における情報活用の重要性を説き、多くの企業の情報システム化を指導してきた。また、情報システム化のバックボーンとなる情報システム学の確立に実務面から尽力し、情報システム学会の設立、運営に多大な貢献をされた。以下に記す同氏の情報システム学発展への種々の貢献を功績賞として表彰する。
  • 1975年、米国ミルト・ブライスアンドアソシエイツ社より情報システム開発方法論PRIDE(プライド)を技術導入し、日本で初めての開発方法論として国内企業の情報システム部門への導入、普及を推進した。
  • さらに情報を人、物、金に次ぐ第4の資源として経営に活用する情報資源管理の普及推進と合わせて、その国際標準化にも尽力し、企業における情報を資源として活用する経営情報システムの開発推進、開発効率化、システム品質の向上に大きく貢献した。
  • また、この方法論を有償で提供し続けたことは、日本において当初はまだ意識の乏しかったノウハウおよびソフトウェアの有償化の浸透に大きく貢献した。
  • 企業における情報システム化指導の経験をもとに、浦昭二先生の情報システム学研究を実務面からバックアップし、浦昭二先生の唱える、人間中心の情報システム学の発展に多大な貢献をしている。
  • それに加え、個人としても企業倫理、人権など、オリジナルな発想による情報システム学の展開を検討し、情報システム学会の研究発表大会では毎年欠かさず、自ら研究成果の発表をしている。すなわち、大会の成功と情報システム学の新たな分野の開拓・発展に多大な貢献をしていると言える。また研究発表大会の質疑の場では、毎回、貴重で斬新な発言により議論をリードし、質疑の質の向上、ひいては情報システム学会の活性化に大いに貢献をしてきた。





第1回
授賞式 2016/11/12
受賞者

実践賞「患者志向情報システム開発・活用による地域医療への貢献」
    合同会社 水野薬局

選定理由:1964年に初めて調剤薬局を開設して以来、患者記録の収集、保存、活用の必要性について訴求し、1980年に業界初の患者志向薬局システムを実現し、以後RFIDを活用したトレーサビリティの導入、膨大な患者記録を活用し処方箋受付時に副作用などの警告を発するシステムの開発など改善を継続し、当システムを他社にも販売するなど患者(人間)を重視した情報システムを長期にわたり提供し、地域、社会に貢献していることは表彰に値する。

参考:水野薬局ホームページ(http://www.drug.com/ja/index.html


実践賞「コンピュータ概論――情報システム入門(第6版)の出版と継続的な情報リテラシ教育の実践」
    魚田勝臣(代表:専修大学名誉教授)、渥美幸雄(専修大学)、
    植竹朋文(専修大学)、大曾根匡(専修大学)、
    森本祥一(専修大学)、綿貫理明(専修大学)、
    石井徹也(共立出版)

選定理由:コンピュータの仕組みやプログラミング、パソコン操作が中心の情報リテラシ教育用教科書が多い中にあって、情報の重要性を説き、情報システムは社会、組織体または個人の活動を支える適切な情報を収集し、加工し、伝達するための、人間活動を含む社会的な仕組みであるという定義に基づき、情報システムを学ぶことが重要であり、コンピュータやネットワークはそれを構成する要素であるとの立場を明確にした教科書を提供し続けている。情報通信技術の進展に伴い、第6版まで改定を続けるとともに、学生が学習意欲を持続するような構成、教育法を工夫していることも表彰に値する。

参考:魚田勝臣ほか「コンピュータ概論――情報システム入門」第6版 共立出版 2014




芳名録


規定


浦昭二記念賞推薦書様式
 
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