********************************************************************
         情報システム学会 メールマガジン
                                               2022.3.30 No.16-12

2022年3月号(3月30日(水)発行)目次

[1] 第15回シンポジウム開催案内(5月28日)
[2] 開催報告 春講演会(2月26日開催)
[3] J-Stageへの登載・運営 担当者募集(ボランティア)
[4] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第31回 官公庁とDX(14)公正取引委員会
     「官公庁における情報システム調達に関する実態調査報告書」批評
[5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第52回 IS技術者とテレワーク第52回
[6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第168回 ベンダー・マネジメントの落とし穴
[7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第178回 日本のDXは、なぜ後れたのか?
[8] 2022年度会費 納入のお願い

************************************************************
▲目次へ

[1] 第15回シンポジウム開催案内(5月28日)

   テーマ:日本が競争力を向上させるには
       −デジタル時代のものづくり−(仮)
   日  時:2022年5月28日(土)13:00〜16:00
   場  所:専修大学神田キャンパス
   講 師:調整中

      詳細は、今後随時学会のWebに掲載してまいります。
▲目次へ

[2] 開催報告 春講演会(2月26日開催)

   情報システム学会「春講演会」を開催しました。
    テーマ:変化の時代を生き抜くデザインプリンシプル
   日  時:20221年2月26日(土)14:00〜16:20
   場  所:Zoomによるオンライン開催
   講 師:櫻井美穂子様 (国際大学GLOCOM准教授)
   参加人数:22名

    当初想定の講義、QA、オンライン懇談会<アデッショナルタイム>と分
   離した形ではなく、参加者の状況(少人数)を踏まえ、櫻井先生のアレ
   ンジにより問いかけを挟んでいただき、その場でQAやコメントを含めて
   気になった点など、意見交換する形にさせていただきました。
    参加者の中からも10名弱の方が議論に参加されたことによって、おか
      げさまでインタラクティブな講演会を実現できました。
▲目次へ

[3] J-Stageへの登載・運営 担当者募集(ボランティア)

    この度ISSJ学会事務局にJ-Stage担当を数名置くことになりました。

    主な仕事は、学会論文誌の論文や記事及び研究発表大会予稿集の論文
   をJ-Stageへ登載・維持して、学会活動の成果を日本国内と世界に公開す
   ることです。
    J-Stage(科学技術情報発信・流通総合システム)は日本国内で発刊
   される定期刊行物を公開するプラットフォームです。JST(国立研究開発
   法人 科学技術振興機構)がJ-Stageを運営しています。

    募集人数は数名です。応募者多数の場合は会員年数の順に選ばせて頂
   きます。

   応募先:学会事務局 issj-office■issj.net(■は@に置き換えて下さい)
   締 切:2022年4月4日(月)正午

      詳細は、https://www.issj.net/mm/mm16/12/mm1612-js-js.pdf
▲目次へ

[4] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第31回 官公庁とDX(14)公正取引委員会
     「官公庁における情報システム調達に関する実態調査報告書」批評

   1 はじめに
    本稿では、今年(2022年)2月8日に公正取引委員会が公表した「官公
   庁における情報システム調達に関する実態調査報告書」(以下「実態調
   査報告書」と言います。)※1について、懸念ないし違和感があること
   とよいことを論じます。実態調査報告書では、官公庁における情報シス
   テム調達の実態を把握するための調査を行うとともに、競争政策の視点
   から、今後の調達について、ベンダロックインが回避されることなどに
   より、多様な受注希望者が参入しやすい環境を整備するための提言と事
   業者による独占禁止法上問題になる行為をまとめたものです。
    なお、ベンダロックインという用語については、実態調査報告書など
   文献を引用するとき、原文が「ベンダーロックイン」となっているもの
   はそのままにしています。

    (全文は、下記リンクからご覧ください。)
       https://www.issj.net/mm/mm16/12/mm1612-gk-gk.pdf
▲目次へ

[5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第52回 IS技術者とテレワーク

   COVID-19の流行は世界中の多くの人々に影響を与えてきました。3度目
  の春を迎え、「慣れた」「疲れた」などの言葉を発したくなる方がいらっ
  しゃると思います。メンタルヘルス予防の観点からは、「慣れた」「疲れ
  た」とまず発すること、さらにその背景や環境などについて周囲の方々と
  対話をすることが大切です。心理学では「自ら行動したい」「他の人と関
  わりたい」「自分の能力を発揮し、認められたい」という3つの欲求が満た
  されることが大切と言われています。コロナ禍で推奨されてきた外出/移
  動の自粛がこの3つの要求に制約を与えており、今後も制約を持ち続ける必
  要があるため、自らの内面に意識を向けて言語化し、人と人同士で対話を
  続けて感情的な交流を続けることが重要であると考えます。

  (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/12/mm1612-wb-wb.pdf
▲目次へ

[6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第168回 ベンダー・マネジメントの落とし穴

    最近のバースト案件となったトラブル・プロジェクトを振り返り、そ
   の原因の調査・分析をしてわかったことは、プロジェクト開始以前のプ
   ロジェクト成立性の見極めや要員・体制組成が不十分なままでプロジェ
   クトが始まったことに多くの原因がありました。後者の要員・体制組成
   においては、自社要員の代替・補完先としてのベンダーの選定や委託方
   法について、特に、若手・中堅層が十分に理解できていないことが課題
   であるケースが散見されました。
    SI業界における多重請負の構造は諸悪の根源の一つですが、その一方、
   大規模化・高度化・複雑化するプロジェクトに対応するため、得意分野
   を持ったベンダーとの協業は不可欠です。ただし、その際の協業の仕方、
   委託の考え方が不十分な場合、新たなトラブルの原因となってしまいます。

     (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/12/mm1612-pg-pg.pdf
▲目次へ

[7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第178回 日本のDXは、なぜ後れたのか?

    日本は現在、SE教育・ユーザ教育ともに欧米や中国など主要国に劣
   後し、DXが後れに後れ、国際競争力が工業社会の1位から30位台に
   転落、一人当たりGDPが先進国トップから世界33位にまで転落、政
   府の総債務残高が1400兆円を超えるという、大変な苦境の中にあり
   ます。それにもかかわらず、政治家、官僚、経営者、学者など、社会を
   指導していくべき立場の人たちが、ほとんど誰もこの問題を認識し、取
   り組み、解決していこうとしていません。1980年代、米国が日本に
   追い越され、1位から2位に転落したとき、政府、議会、民間、大学等
   に、少なくとも四つの対策委員会ができ、日米の差異を徹底分析、わず
   か数年で日本を追い越し、トップの座に復帰したのと大きなちがいです。
   なぜ日本の指導者層は、これほど重要な問題の認識力と解決力に乏しい
   のでしょうか?

  (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/12/mm1612-hs-hs.pdf
▲目次へ

[8] 2022年度会費 納入のお願い

    会員の皆様に2022年度の会費の納入をお願いいたします。2月15日に、
   請求書を郵送いたしました。請求書が届かない場合は、お届けの住所が
   間違っていることが考えられますので、事務局までご連絡いただきます
   ようお願いいたします。

    年会費  正会員(5,000円) 学生会員(2,000円)
         賛助会員(50,000円/一口)

    納入期限 2022年3月31日(木)
     ※大学などの関係で4月以降になる場合は4月30日(木)まで

    振込先 三菱東京UFJ銀行  市ヶ谷支店(014)普通預金 0087521
        みずほ銀行    九段支店(532) 普通預金 1714392
        ゆうちょ銀行   〇一九支店(019)当座預金 0300365
        郵便振替  00180−7−300365
        名義人 社)情報システム学会
        (シャ)ジョウホウシステムガッカイ)

   お問合せ先:事務局 issj-office■issj.net
               (■は@に置き換えて下さい)
▲目次へ

********************************************************************
  02月25日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/11/mm1611.html
  01月28日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/10/mm1610.html
  01月01日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609.html

・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明
 するものではありません。

・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。

・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま
 からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス
 テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会
 員の紹介があれば寄稿いただけます。

・会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介
 など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。

・宛先は、メルマガ編集委員会
 issj-magazine■issj.net(■は@に置き換えてください)です。

ISSJメルマガ編集委員会
 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
************************************************************** 以上
▲目次へ