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情報システム学会 メールマガジン
2022.1.28 No.16-10
2022年1月号(1月28日(金)発行)目次
[1] 春講演会のご案内(2月26日)
[2] 放送大学番組のご紹介(再掲1月30日放送)
[3] CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
第15回開催報告(11月21日)と 第16回開催案内(2月20日)
[4] 基礎情報学研究会とネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会
「情報と創造性」の第6回「情報教育と創造性」開催報告(12月4日)
[5] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
第29回 官公庁とDX(12)COCOA不具合問題の考察
[6] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
第50回 EI(Emotional Intelligence)・Mindfulness
[7] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
第166回 『プロティアン・キャリア』
[8] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
第176回 失敗学―今こそ実践のとき
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[1] 春講演会のご案内(2月26日)
情報システム学会「春講演会」を開催させていただきます。
テーマ:これからのソシオテクニカルシステム(仮)
日 時:20221年2月26日(土)14:00〜16:00
場 所:Zoomによるオンライン開催
講 師:櫻井美穂子様 (国際大学GLOCOM准教授)
詳細は、https://www.issj.net/mm/mm16/10/dm1610-20220226houjin.pdf
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[2] 放送大学番組のご紹介(再掲1月30日放送)
山口高平名誉会長(前会長、慶應義塾大学)がプロデュースされた番
組が放送されます。
第1回後半で、伊藤重隆名誉会員(元会長)と山口名誉会長が対談し、
伊藤名誉会員が情報システムプロデューサについて説明され、AIプロデ
ューサーとの関連性を議論します。ぜひご視聴ください。
詳細は、https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609-ai-ai.pdf
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[3] CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
第15回開催報告(11月21日)と 第16回開催案内(2月20日)
第15回研究会 開催報告(11月21日)
https://issj.school-website.jp/redesign/m15-report/
第16回研究会開催案内
日 時:2022年2月20日(日) 13:00 〜 16:00
場 所:Zoomによるオンライン開催
詳細は、https://issj.school-website.jp/redesign/m16/
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[4] 基礎情報学研究会とネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会
「情報と創造性」の第6回「情報教育と創造性」開催報告(12月4日)
「情報と創造性」の第6回「情報教育と創造性」開催報告(12月4日)
https://www.issj.net/mm/mm16/10/mm1610-ks-ks.pdf
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[5] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
第29回 官公庁とDX(12)COCOA不具合問題の考察
1 はじめに
2021年4月16日、厚生労働省がCOVID-19接触確認アプリ「COCOA」(以
下「COCOA」と言います。)の不具合について、報告書(以下「厚生労
働省報告書」と言います。)※1を公表しました。2021年10月27日には、
会計検査院が厚生労働大臣に対し、会計検査院法(昭和22年法律第73号)
第34条の規定による是正改善の処置要求及び同法第36条の規定による改
善の処置要求(以下「会計検査院処置要求」と言います。)※2をしま
した。なお、同法第34条は同院が法令違反又は不当事項と判断したもの
に対して、同法36条は同院が改善を必要とする事項と認めたものに対し
てという違いがあります。
本稿では、これらに基づきCOCOA不具合問題について、希少(絶滅危惧
種?)な官公庁情報システムや官公庁DXの研究者の一人として考察する
ことにしました。
考察にあたり、まず、視点を明確にしたいと考えております。視点は、
次の表1のとおりです。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/10/mm1610-gk-gk.pdf
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[6] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
第50回 EI(Emotional Intelligence)・Mindfulness
前回のメルマガにおいて、パターンランゲージのメインパターンを提
示しました。理想の実現を目指してプロジェクトで対話をする、そして
今から行うことや出来事の意味を定着させてチームをまとめあげるリー
ダー、これを受けてリーダーの思いや考えに共感しながらプロジェクト
を遂行するメンバーのイキイキと働く姿をイメージするものです。IS技
術者がパターンランゲージを用いて、プロジェクトで対話し続けながら、
皆で考え抜くことにより、プロジェクトに前向きに取り組むチームが形
成され、マネジメントプロセスやエンジニアリングプロセスのPDCAサイ
クルが円滑に進むことが期待できます。
パターンランゲージを用いたメンタルプロセスにおいて、鍵となる概
念が心理的資本(PsyCap)です。心理的資本については、本メルマガで
も「心理的資本のHERO」を中心に何度か取り上げてきました。『こころ
の資本:心理的資本とその展開』に示された心理的資本は、次の表に記
した13の要素から構成されます。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/10/mm1610-wb-wb.pdf
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[7] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
第166回 『プロティアン・キャリア』
昨年、上海から日本に本帰国が決まった後、最初にしたことは、新し
い部門の配下のメンバーとの個別の対話でした。兼務者を含め30余名の
メンバーうち、3名の方が60歳以上でした。最年長の方は66歳でしたが、
65歳まではシニア雇用で、66歳の方は嘱託契約で従事いただいていまし
た。彼らからは異口同音に「(身体が元気であれば)70歳まで働きたい」
とお願いされたことが印象的なことでした。どの方々も、以前全社部門
のPMO統括部門や事業部門でブロマネなどを豊富に経験されており、これ
までもプロジェクトマネジメントルールの策定、品質管理や品質保証
ルールなどの社内の制度設計や、その定着のための運用に長年携わって
きており、誇りと自信を持ち、責任感を持って仕事をしていただいてい
ます。そのため、こちらからもぜひ引き続き活躍して欲しい旨お願いし
ました。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/10/mm1610-pg-pg.pdf
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[8] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
第176回 失敗学―今こそ実践のとき
新世紀を迎えようという2000年6月、「21世紀の科学技術に関
する懇談会(当時、 科学技術庁所管)」の報告が行われました。その中
で特筆されたのが、「失敗学」の勧めです。 「事故・失敗からは必ず学
ぶものがある。それらを今後の発展に、組織の壁を越えて活かすことが
何よりも重要である。」
情報社会に移行して30年、現在日本は、SE教育・ユーザ教育とも
に欧米や中国など主要国に大きく劣後し、DXが後れに後れ、国際競争
力が工業社会の1位から30位台に転落、一人当たりGDPが、先進国
トップから世界33位にまで転落、総債務残高が1400兆円を超える
という、大変な失敗の渦中にあります。今こそ情報システム学会が中心
になって、失敗学を実践、その成果をもとに各分野が緊密に連携して、
復興への邁進を開始すべきときと思われます。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/10/mm1610-hs-hs.pdf
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01月01日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/09/mm1609.html
11月30日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/08/mm1608.html
10月29日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/07/mm1607.html
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するものではありません。
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ISSJメルマガ編集委員会
編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
芳賀正憲(50音順)
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