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         情報システム学会 メールマガジン
                                               2021.07.30 No.16-04

[1]第6回浦昭二記念賞候補者の推薦募集のお知らせ(推薦締切8月31日)
[2]全国大会 研究発表大会予稿論文のJ-Stage搭載
  (続き:第15回全国大会研究発表大会2019年11月 帝京大学)
[3]秋講演会(法人セミナー)開催予定(9月25日)
[4]第17回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月11日)
[5]第14回シンポジウム開催報告(5月29日開催)
[6]開催報告 基礎情報学研究会・IS技術者のためのPsytech2020研究会
 合同研究会(7月3日 開催)
[7]<会員コラム>
  「寄稿 当たり前の情報システム開発、運用プロセス標準の再徹底」
  渋谷照夫(正会員 組織進化コンサルタント)
[8]連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
  第23回 官公庁とDX(6)官公庁情報システム総論研究とは
[9]連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
  第44回 内受容感覚の気づき
[10]連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第160回 上海の魅力的な本屋さん「書店4.0」(続)
[11]連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第170回 情報システム学会のミッション

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[1]第6回浦昭二記念賞候補者の推薦募集のお知らせ(推薦締切8月31日)

  表彰種類 :論文賞、実践賞、特別賞、功績賞の4種類
  表彰件数 :毎年2〜4件を表彰
  推薦締切 :2021年8月31日(火)
  推薦方法 :「浦昭二記念賞推薦様式」に記入のうえ、
        学会事務局までメール添付で送付
  推薦件数 :各賞複数件の推薦も可能
  賞金・賞品:受賞者には表彰状、表彰楯及び賞金5万円授与
        受賞者の推薦者には記念品授与

  詳細については、https://www.issj.net/mm/mm16/04/mm1604-ur-ur.pdf
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[2]全国大会 研究発表大会予稿論文のJ-Stage搭載報告
  (続き:第15回全国大会研究発表大会2019年12月 帝京大学分の搭載報告と
   第14回大会予稿論文の追加搭載とお詫び)

   7月27日に第15回ISSJ全国大会・研究発表大会予稿論文のJ-Stage搭載が完
  了しました。これによって、第1回から第15回までの、全論文のJ-Stage搭
  載が完了し、世界からアクセスが可能となりました。
   第16回大会(慶應義塾大学からのオンライン開催)分は、第17回大会(専修
  大学)終了後に公開になりますので、その時点でJ-Stage搭載します。
   7月25日に第14回大会予稿論文4件を追加搭載しました。メルマガ読者の方か
  らご指摘があり、搭載漏れになっていたことが判明しました。お詫びいたします。
  今後再発しないようにチェック方式を改めます。ご指摘いただいた方にお礼申
  しあげます。
                        (今回搭載担当:事務局)
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[3]秋講演会(法人セミナー)開催予定(9月25日)

  情報システム学会「秋講演会」を下記の要領で開催する予定です。

   日 時:2021年9月25日(土)13:30 〜 16:20
   場 所:Zoomによるオンライン開催(本部:学会事務局会議室)
   テーマ:社会の変革を目指す人間中心のDX(デジタルトランスフォーメー
       ション)の取り組み」〜ヴェンチャーと企業のDX〜
   講演1:手島拓也 様(所属: GAOGAO PTE. LTD)
   講演2:吉田健人 様(所属:アドビ株式会社)

  詳細については今後Webに掲載して参ります。
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[4]第17回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月11日)

  第17回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催する予定です。
    日時 2021年12月11日(土)
    場所 専修大学 神田キャンパス

  詳細については今後Webに掲載して参ります。
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[5]第14回シンポジウム開催報告(5月29日開催)

  『最新技術による人間中心の社会システムを目指すためには〜5G・VR・ AI
  の動向を踏まえて〜』をテーマに情報システム学会第 14 回シンポジウム
  が本部を専修大学黒門ホールに置き、Zoomにて開催されました。 新型コロ
  ナ禍の中、遠隔開催 でしたが45人と、対面で行われた参加人数と同程度の
  参加者にて無事終えることができました。

   講演は、東京大学大学院工学系研究科の森川博之氏と慶應義塾大学理工学
  部情報工学科の杉本麻樹氏にご登壇いただきました。

   森川博之氏には、「ニューノーマル時代のデジタル変革への向き合い方」
  という表題で、COVID-19をきっかけに社会観や世界観の変化が生じつつある
  今、情報システムの現場はどのように考えていくか、そのヒントを様々な事
  例などを介してお話して頂きました。

   杉本麻樹氏には、「バーチャル環境を通じた身体自在化の探求」という表
  題で、高度に情報化された社会においては、実環境における制約を超えて様々
  に発展していくこれからの社会と、バーチャルリアリティ技術やAI技術によっ
  て、私たち人間の可能性をどのように拡張の可能性を様々な例示を踏まえ話し
  ていただきました。

   開催後のアンケートでは、「講演の内容に興味を持てましたか」という質問
  には、回答者14名中13名をポジティブな回答を得ることができ、「Zoom配信は、
  快適でしたか」という質問にはネガティブな回答は見られず、初めてのZoom開
  催であった適切に運用できたことが確認できました。海外からの出席者もおり
  オンライン開催の可能性も垣間見たイベントとなりました。
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[6]開催報告 基礎情報学研究会・IS技術者のためのPsytech2020研究会
 合同研究会(7月3日 開催)

  日  時:2021年7月3日(土)15:00 〜 16:30
   場  所:Zoomによるオンライン開催
      テーマ:「IS技術者がイキイキと働く、身と心をつなぐうつわ
        −内受容感覚の気づき」

  1.濱野先生から、身体の内部に関する感覚である「内受容感覚」の気づきに
    ついて講義・ワークの指導をしていただいた。
  2.前半の講話では、内受容感覚と感情、気づきとの関連について説明があっ
    た。後半は、濱野先生の指導の元で、実際に気功のワークを参加者それぞ
    れが行い、身体内部に意識を向けながら身と心を整える、整うことがどう
    いうことについて実感する時間となった。

  (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/04/mm1604-ks-ks.pdf
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[7]<会員コラム>
  「寄稿 当たり前の情報システム開発、運用プロセス標準の再徹底」
  渋谷照夫(正会員 組織進化コンサルタント)

   近年、遅れに遅れている日本のデジタル化が、そして、DX化が叫ばれてい
  ます。しかしながら、その中でもっと根本的な問題、課題が日本の組織体質と
  してまだ沁みついている部分があると思われます。
   最近の国家プロジェクト、金融系システムの問題例を見ると、従前は当たり
  前であった、情報システム開発、運用プロセスの標準を再度、現場まで含めて
  確認し、運用を徹底する必要があることを訴えたいと思います。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/04/mm1604-kk-kk.pdf
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[8]連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
  第23回 官公庁とDX(6)官公庁情報システム総論研究とは

  1 はじめに
    本稿の表題である官公庁情報システム総論という言葉は、私が今年5月に
   作ったものです。初出は、日本行政学会研究会における私のポスター発表で
   す。私の研究分野を一言で紹介するときに用いました。私は、この総論を官
   公庁DXや特定の地方公共団体における情報システム全体最適化計画立案にお
   いて参照すべき研究分野と考えております。本稿では、研究分野としての官
   公庁情報システム総論について、実社会及び実務との関係、各論との関係、
   具体的な研究内容、重要性並びに研究分野としての課題を説明いたします。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/04/mm1604-gk-gk.pdf
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[9]連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
  第44回 内受容感覚の気づき

   今月3日に、基礎情報学研究会・IS技術者のためのPsytech2020研究会との
  合同企画による研究会がオンラインzoomにより、開催されました。テーマは
  「IS技術者がイキイキと働く、身と心をつなぐうつわ −内受容感覚の気づ
  き」です。
   コロナ禍でテレワークを始めとする多様な働き方へのシフトが進む一方で、
  日本社会で働く人をとりまく環境は未だ伝統的な工業社会をベースにした意
  識が根強くあります。コロナ収束後の理想的な働き方とはどのようなもので
  しょうか。働く人がやりがい感を持つことができるよう自由にそれぞれの人
  生がよい方向に向かうようにするために、何ができるのでしょうか。昨年、
  政府により要請されたテレワーク推進については、日本生産性本部の調査に
  よれば、コロナ禍でのテレワーク実施率は2割程度で推移しており、オフィス
  ワークへの回帰が進んでいるとのことです。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/04/mm1604-wb-wb.pdf
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[10]連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第160回 上海の魅力的な本屋さん「書店4.0」(続)

   最近の中国の本屋さんは、単に本を買う場所ではなく、カフェが併設され
  (「書店2.0」)、文房具や小物などの雑貨も買え(「書店3.0」)、
  作家の講演会やサイン会、読み聞かせ会などサービスを楽しめ、文化を感じ
  る場(「書店4.0」)となっていると、前回紹介しました。ネットでの読
  書が普及した現在においても、本屋さんは、新しい知的な空間、知を感じる
  ことのできる貴重な場所になっています。
   新型コロナが蔓延する2020年以前、上海の夏の楽しみの一つは、上海
  市内の中心部である静安寺近くにある上海展覧中心で開かれる「上海書展」
  でした。中国中の出版社や有名書店が500社ほど集まる上海最大の本の見本
  市、ブックフェアでした。

     (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/04/mm1604-pg-pg.pdf
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[11]連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第170回 情報システム学会のミッション

   情報システム学はどのような学問か、すでによく知られているように、浦昭
  二先生は、次のように述べられています:
  「世の中の仕組みを情報システムとして考察し、その本質を捉え、そこに横た
  わる問題を究明しそのあり様を改善することを目指す」実践的な学問である。
   浦先生がこのお考えを示されたのは14年も前のことですが、情報システム
  学の歴史において、これほど重要かつ画期的な提言はなかったと考えられます。
  何よりも重要なことは、この提言によって、情報システム学の本質モデルが明
  らかになったことです。
   浦先生のモデルは「情報システム」を除くと、わずか三つのキー概念「世の中
  の仕組み」「本質」「問題解決」から成り立っています。最少の概念で完全な事
  象の説明を目指す、"オッカムの剃刀" の見事な適用です。

  (全文は、下記リンクからご覧ください。)
        https://www.issj.net/mm/mm16/04/mm1604-hs-hs.pdf
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  06月29日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/03/mm1603.html
  05月28日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/02/mm1602.html
  04月30日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/01/mm1601.html

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 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
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