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         情報システム学会 メールマガジン
                              2016.11.28 No.11-08

[1] 第12回全国大会・研究発表大会を開催しました
[2] 懇話会「情報システムプロデューサーとは何か?」開催案内(11月29日)
[3] 超上流工程における要求分析への科学的アプローチ研究会
  2016年度第3回勉強会開催案内(12月5日)
[4] 連載 オブジェクト指向と哲学(河合昭男)
  第71回 時間と空間(5) − コーラ(プラトンの場)
[5] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第104回 立花宗茂に学ぶ不遇期の過ごし方
[6] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第114回 アーティストは世界をどう見ているか
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[1] 第12回全国大会・研究発表大会を開催しました

11月12日(土)、13日(日)の2日間、富山国際会議場において富山から見
える“地域社会と情報システム”の未来をテーマに全国大会・研究発表大会
を開催、大勢の参加者を得て成功裡に終了しました。

ベストペーパー賞は専修大学の森本祥一先生に、ベストペーパー特別賞は同
志社大学の井田明男先生他に贈られました。

特別講演(富山大学工学部長 堀田裕弘先生、株式会社インテック 専務執
行役員 石井貞行様)では産官学一体となって情報システムで人と環境に優
しいコンパクトシティ富山を創るという思いと実践を、二日目の魚田勝臣先
生(専修大学名誉教授)による配置売薬活動のレクチャーと廣貫堂資料館で
の研修では情報システムとしての売薬業の歴史を学ぶことができました。

また、大会会場において「第1回 浦昭二記念賞」表彰式が行われ、合同会社
水野様「患者志向情報システム開発・活用による地域医療への貢献」と専修
大学(魚田勝臣名誉教授他)「コンピュータ概論-情報システム入門(第6版)
の出版と継続的な情報リテラシ教育の実践」に実践賞が贈られました。

富山に来て良かったと云う声を大勢の方から伺いました。お天気にも恵まれ、
沢山学び、美味しいものも沢山いただけた、有意義な大会になりました。
ご参加いただいた皆さま、協賛いただいた各社様、各団体様、ご支援、ご指
導いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。 川野喜一(大会委員長)
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[2] 懇話会「情報システムプロデューサーとは何か?」開催案内(11月29日)
今年度、「懇話会」と「私の主張の会」は研究普及委員会が担当し、当面、
「懇話会」を開催していくことになりました。
産業界と大学とが協働して人間中心の情報システムを探求し、次の世代に継
承していくことを見据えて、新しい「懇話会」では、「オープン」と「若返
り」をキーワードに進めていきたいと考えています。

さっそくですが、以下のとおり今年度一回目の懇話会を開催いたしますので
奮ってご参加いただければ嬉しく思います。

テーマ:今年度は「情報システムプロデューサー」を共通のテーマにして、
各回で関連することを取り上げます。
1回目は、「情報システムプロデューサー」とは何か、をテーマにします。

日時:11月29日(火)18:30-20:00
場所:青山学院大学青山キャンパス 総研ビル8階 11会議室
http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html#anchor_11
講演者:当学会会長 伊藤重隆
参加費:無料 (会員、非会員とも)
*参加は基本的にオープン参加としますので、会員、非会員を問わず、ご興
味のありそうな方をぜひお誘いください。

お問合せ先:研究普及委員長 宮川裕之 miyagawa■si.aoyama.ac.jp
(■を@に変えて下さい)
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[3] 超上流工程における要求分析への科学的アプローチ研究会
  第3回勉強会開催案内(12月5日開催)
詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。

1) 日時:2016年12月5日(月)午後2時〜午後5時
2) 場所:株式会社プライド会議室
     http://www.naska.co.jp/access/
     JR四ツ谷、JR市ヶ谷から共に徒歩5分
  3階エレベータ前の株式会社インフォメーション・ディベロプメント社
  総合受付 左手奥 「303会議室」です。
3) 発表
講師:株式会社情報システム総研 代表取締役社長/モデラー 児玉公信様
タイトル:「企業の基幹情報システムの一般モデルとアーキテクチャ」

参加費:無料
★研究会の後、有志により忘年会を兼ねた懇親会を催します(費用は実費)。

研究会の参加希望の方は以下のメールアドレスにメールをください。
nakanishi-m■nagoya-ku.ac.jp 中西昌武(名古屋経済大学)宛て
(■を@に置き換えて下さい)
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[4] 連載 オブジェクト指向と哲学(河合昭男)
  第71回 時間と空間(5) − コーラ(プラトンの場)

 ゲオルク・カントル(1845 - 1918)は、集合の概念と濃度の概念を創始し
た。

●ヒルベルト ホテル
 満室でも決して客を断らないことで有名なホテルです。部屋は、1号室、2
号室、3号室、…と無限にあります。全室満員の時に一人の客が来ました。支
配人はすべての部屋の人に荷物をまとめて廊下に出てもらい、自分の部屋番
号の次の番号の部屋に移るよう依頼します。1号室が空いたので無事断らずに
済みました。この方式で、満員に関わらず何人きても大丈夫です。([1]より
編集)

「無限+1=無限」を繰り返せばいくつ追加しても無限です。

●無限+無限=無限
 ある時無限の団体客が来ました。支配人はすべての部屋の人に荷物をまと
めて廊下に出てもらい、自分の部屋番号を2倍した番号の部屋に移るよう依頼
します。奇数番号の部屋が全て空きます。団体客に一列に並んでもらい、先
頭から奇数番号の部屋に順番に入ってもらいます。([1]より編集)

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm11/08/mm1108-ot-ot.pdf
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[5] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第104回 立花宗茂に学ぶ不遇期の過ごし方

 前回、関ヶ原の合戦における戦い前の人間ドラマの一端を書かせていただ
きました。また、以前、この関ヶ原の合戦で西軍についたため、一度は領地
をすべて召し上げられながら、奇跡の復活を果たした立花宗茂の様子を「第
 85 回 立花宗茂・奇跡の返り咲き」で紹介したことがあります。
 先日、復活を遂げるまでの不遇の間、宗茂がどのような生き方をしていた
のか、についての記述を、河合敦さんの『関ヶ原 敗者たちの復活戦』(*1)
で目にしました。本書、関ヶ原の合戦後、西軍についた大名の多くは、改易
・減封されますが、いったん改易された後、復活を果たした大名が、数少な
いものの存在し、各々復活の理由を解き明かされています。その中でも、や
はり宗茂の生き方が、現代でも、いっけん左遷とも受けとめられるような処
遇や人事になった際の不遇期の過ごし方の参考になると思っています。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm11/08/mm1108-pg-pg.pdf
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[6] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第114回 アーティストは世界をどう見ているか

 情報システム学会では、世の中の仕組みを情報システムとして考察してい
ます。では、アーティストは世界をどのように見ているのでしょうか。
 もちろん一人ひとり、ちがいがあるでしょう。ここでは、毎年見知らぬ土
地に長期滞在し、そこで生活しながら絵を描き続けている、1983年生ま
れの新進画家、幸田千依氏の創作プロセスに注目したいと思います。幸田氏
は学生時代からプールを題材にして、目には見えない社会の実相を描き出そ
うとしています。
 倉敷の大原美術館では毎年、倉敷に長期滞在し、(大原美術館の礎を築い
た)児島虎次郎の旧アトリエで大作を完成させ、美術館で公開する、若手作
家支援プログラムを実施しています。幸田氏は、2015年、招聘作家に選
ばれました。
 BS11「アーサー・ビナード日本人探訪」の中で、米国生まれの詩人ビ
ナード氏が、倉敷で制作中の幸田氏を訪ね、さらに幸田氏が以前滞在してい
た横浜市寿町を幸田氏と訪れた記録が、昨年放映されました。現在も、
youtubeで見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=hzUrlJrByxw

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm11/08/mm1108-hs-hs.pdf
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  10月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm11/07/mm1107.html
  09月26日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm11/06/mm1106.html
  08月29日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm11/05/mm1105.html

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      芳賀正憲(50音順)
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