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         情報システム学会 メールマガジン
                 2016.08.29 No.11-05

[1] 第12回全国大会・研究発表大会開催予定(11月12日、13日)
[2] 浦昭二記念賞推薦募集の件(8月31日締切)
[3] 超上流工程における要求分析への科学的アプローチ研究会
  開催予定(9月10日)
[4] 第2回 HIS (Human-oriented Information System) 研究会 開催報告
  (7月25日開催)
[5] モデリング推進協議会主催フォーラムへの協賛(11月11日開催)
[6] 連載 オブジェクト指向と哲学(河合昭男)
  第68回 時間と空間(2) - 西洋人と東洋人
[7] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第101回 「すぐやる」前に考えるべきこと
[8] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第111回 情報概念の共通認識
[9] 会員の広場  著書紹介(専修大学 森本祥一)
  『大学生、限界集落へ行く
  情報システムによる南魚沼市辻又活性化プロジェクト』
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[1] 第12回全国大会・研究発表大会開催予定(11月12日、13日)

★発表申し込みを受付中です★ (〜9月30日)

第12回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催する予定です。
テーマ:『富山から見える“地域社会と情報システム”の未来』
日時 11月12日(土)、13日(日)
場所 富山国際会議場 (富山市大手町1番2号)
大会HP: http://www.issj.net/conf/issj2016/index.html

<大会一日目11月12日>
・研究発表
・特別講演(1)
 講演タイトル :富山から発信する様々な情報センシングとその情報配信
 講演者 :富山大学 工学部長 堀田裕弘先生
・特別講演(2)
 講演タイトル :富山発、次世代社会インフラを支える情報システム
 講演者 :株式会社インテック 専務執行役員 石井貞行様
・情報交換会

<大会二日目11月13日>
・情報システムとしての売薬業を学ぶ
 富山国際会議場でのレクチャ (専修大学名誉教授 魚田勝臣先生)
 及び廣貫堂資料館研修など(昼食後解散、細部は後報いたします)

<発表申込>
 受付開始 8月22日(月)  受付締切 9月30日(金)
<発表予稿論文投稿期間>
 投稿開始 10月12日(水) 投稿締切 10月31日(月)
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[2] 浦昭二記念賞推薦募集の件(8月31日締切)(再掲)

応募の締切は8月31日です。

 情報システム学会では、学会の設立に力を尽くされた故浦昭二先生(慶應
義塾大学/新潟国際情報大学 名誉教授)の情報システム学確立に向けた熱意
と功績を記念して浦昭二記念賞を制定しました。毎年、情報システム分野で
社会に貢献している個人や組織を表彰することにより、当学会が掲げる人間
中心の情報システムの考え方の普及に努めることを目的とするものです。

詳細につきましては、下記の「浦昭二記念賞選定規程」をご参照ください。
http://www.issj.net/kitei/urashouji-kinen-kitei.html

この賞は、浦昭二記念事業で集まった寄付を基金として、毎年表彰を継続し
ます。つきましては、今年度の表彰対象候補をご推薦いただきたくお願いい
たします。

推薦締切:2016年(平成28年)8月31日
推薦方法:下記の「浦昭二記念賞推薦様式」に記入のうえ、学会事務局へ
メールで送付
http://www.issj.net/gaiyou/urashouji-kinen.docx
推薦件数:各人複数件の推薦も可能
                                以上
                       浦昭二記念賞選定委員会
                          委員長 竹並輝之
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[3] 超上流工程における要求分析への科学的アプローチ研究会
   開催予定(9月10日)
詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。

1.日 時:2016 年9 月10 日(土)午後1 時〜午後5 時
2.場 所:名古屋経済大学 名駅サテライトキャンパス6階 63教室
http://www.nagoya-ku.ac.jp/access/map/meieki.php

 2016年度第2回は、IT勉強宴会様との共同開催で、3名の発表となります。
これらの内容がいかに密接に絡み合うかは、参加しての議論をお楽しみ下
さい。
(1) 講師 名古屋経済大学 経営学部 教授 中西昌武
  題目 「方法論の成り立ちから要求分析を考えてみる。」
(2) 講師 日本オフィスクリエイション株式会社 技術顧問 下地忠史様
  題目 「データ・ライフサイクル管理思想のウェブアプリ生成ツール
  Rmenu で要求分析用の紙芝居を作ってみよう!」
(3) 講師:株式会社テラスカイ 西日本ソリューション部
  シニアスペシャリスト 佐野初夫様(IT勉強宴会 幹事)
  題目「業務システムの見積もり手法と正確な見積りを出すノウハウ」

参加費無料
★研究会の後、有志により懇親会を催します(費用は実費)。
研究会の参加希望の方は以下のメールアドレスにメールをください。
nakanishi-m■nagoya-ku.ac.jp 中西昌武(名古屋経済大学)宛て
(■を@に置き換えてください)
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[4] 第2回 HIS (Human-oriented Information System) 研究会 開催報告
  (7月25日開催)

■開催日時 2016 年7 月25 日(月) 18:30〜20:30
■開催場所 青山学院大学 青山キャンパス 総研ビル10 会議室
■出席者 19名
■開催概要
哲学、倫理学、科学社会学がご専門の村上裕子先生をお迎えして、AIをめぐ
る哲学的問題について  ご講演いただき、AIが登場するこれからの情報シ
ステムの課題について考えた。
■講演題目及び講演者
 『道徳推論をめぐって』
 村上祐子先生 東北大学 大学院文学研究科 国際交流室 准教授

(詳細は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm11/05/mm1105-rp-rp.pdf
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[5] モデリング推進協議会主催フォーラムへの協賛(11月11日開催)
詳しくは http://www.issj.net/ の「トピックス」をご参照ください。
特定非営利活動法人UMLモデリング推進協議会が主催する下記のフォーラム
に協賛します。
名称 「Modeling Forum 2016] −知能とビジネスのモデリングに向けて
会場 TEPIAホール (http://www.tepia.jp/)
日程 2016年11月11日(金)10時00分〜17時45分(受付開始9時20分)
主催 特定非営利活動法人UMLモデリング推進協議会
プ
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[6] 連載 オブジェクト指向と哲学(河合昭男)
  第68回 時間と空間(2) - 西洋人と東洋人

 渡辺慧「時」(1)は、物理学者による時間についての哲学的考察を集めて
一冊の書籍にしたものです。その一章で、人の性格は「時間型」と「空間型
」に分類できることを示しています。

 一方、リチャード・E・ニスベット「木を見る西洋人 森を見る東洋人」
(2)は、書籍のタイトルに端的に示される如く、西洋人と東洋人の思考パター
ンの違いを議論する書です。

 この独立した2つの書を見比べると、時間型は西洋人に、空間型は東洋人に
重なってきます。

●性格の分類
 人の性格を時間型と空間型に分類を試みる(1)の論点を表68-1にまとめます。
時間型と空間型を様々な視点からの対比と重ね合わせています。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm11/05/mm1105-ot-ot.pdf
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[7] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第101回 「すぐやる」前に考えるべきこと

 以前、「すぐやる」ことの効用を紹介しましたが(第99回 「すぐやる」
ことの効用と技術)、今回は、「すぐやらない」ことの必要性、言い換えれ
ば、「すぐやる」前に考えるべきことについて考えたいと思います。
 経験・スキルが不足し、何をどう考えたらよいかわからない、どこから手
をつけたらよいかわからない中で、一人熟考し続けたところで、「下手な考
え休みに似たり」ではないですが、まずはできるところから手をつけてみる
ことが大切であること。また、一歩進めてみると、新しい知見や課題がわか
り、次の一歩が進められる。そういう意味で、「すぐやる」ことの方が、「
あとでやる」よりもより多くの果実を得られる、といいました。

 しかし、「すぐやる」ことは、常に正しいわけではありません。むしろ、
逆に「すぐやる」ことによって、より事態を悪化させてしまう、弊害がある
場合もあります。
 たとえば、飛び込んできた仕事に対して、その仕事を本当にやるべきか、
という判断を全くしないまま、無意識に処理してしまうことはよくあること
だと思います。でもこれは、考えているのではなく、脊髄反射しているだけ
かもしれません。

 北岡秀紀『96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術』(*1)
によると、その理由をこう説明しています。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm11/05/mm1105-pg-pg.pdf
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[8] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第111回 情報概念の共通認識

 石油や電気など物質やエネルギを取り扱うとき、当然のことですが、その
ものの性質を十分に見きわめてから作業を開始します。石油の性質を理解し
ないで石油プラントを建設して運転すれば、トラブルが起きるのは必至であ
り、大爆発が起きる可能性さえあります。東海村の施設で高濃度のウラン燃
料を加工中、作業効率を上げるため本来使用目的の異なる容器に大量のウラ
ン溶液を集め、臨界事故を起こして3名の死傷者と数100名の被曝者を出
したことは今日なお記憶に新しいところです。
 情報に関して人類は、生物として誕生以来これを活用してきました。情報
社会になってその取扱量は、驚異的な速さで増加しつつあります。しかし私
たちは、情報とは何か、その属性を十分に理解しないで今まで情報を取り扱
ってきたのではないでしょうか。わが国の場合、江戸時代まで「情報」概念
が明示的には存在しない状態で、実質的に情報を取り扱ってきており、問題
は一層深刻であると言えます。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm11/05/mm1105-hs-hs.pdf
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[9] 会員の広場  著書紹介(専修大学 森本祥一)
  『大学生、限界集落へ行く
  情報システムによる南魚沼市辻又活性化プロジェクト』

 本書は、新潟県の「大学生の力を活かした集落活性化事業」に採択され、
南魚沼市の辻又集落の活性化に向けて活動してきた専修大学の森本ゼミナー
ルの2年間の記録です。フィールドワークによる現地調査やインタビュー記
録から、問題の分析から解決策の創出と実践、活動の振り返りまでを、一貫
して情報システム論の見地からつづっています。
 浦先生監修の書籍『基礎情報システム論』に依拠し、「人間関係の本質は
情報のやり取り」であり、「生活の基本にある情報システムは人間活動とし
てのコミュニケーションである」という観点から、集落をひとつの情報シス
テムと捉え、集落で起こっている問題の分析・解決を「どのようにして情報
を集め、どのようにして情報を流通させるか」というアプローチで行いました。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm11/05/mm1105-hr-hr.pdf
※本書は下記URLよりお求め頂けます。
http://www.senshu-up.jp/book/b241556.html
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  07月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm11/04/mm1104.html
  06月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm11/03/mm1103.html
  05月26日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm11/02/mm1102.html

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