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情報システム学会 メールマガジン
2021.11.30 No.16-08
[1] 2021年度 第17回全国大会・研究発表大会 開催案内(12月11日)
[2] 開催案内 基礎情報学研究会とネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会
(12月4日)
[3] 開催報告 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
第14回研究会(9月26日開催)
[4] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
第27回 官公庁とDX(10)外注におけるプロジェクト成功率向上方法(2)
競争性喪失編
[5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
第48回 働き方のホープを描く
[6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
第164回 AIの課題と「責任あるAI」
[7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
第174回 情報システムとは何かー情報システム学会の考え方
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[1] 2021年度 第17回全国大会・研究発表大会 開催案内(12月11日)
第17回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催する予定です。
日 時:2021年12月11日(土)
場 所:専修大学 神田キャンパス10号館(140年記念館)
テーマ:日本のデジタル変革のゆくえ
〜人にやさしい情報システムとそれを支える人材育成〜
詳細は、https://www.issj.net/conf/issj2021/
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[2] 開催案内 基礎情報学研究会とネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会
基礎情報学研究会とネオ・サイバネティクス研究会の合同研究会を
下記の要領で開催する予定です。
日 時:2021年12月4日(土)13:00 〜 14:45
場 所:Zoomによるオンライン開催
参加費:不要
テーマ:「情報教育における情報と創造性」
連続研究会「情報と創造性」第 6 回
詳細は、http://www.issj.net/mm/mm16/08/dm1608-kj-kj20211126.pdf
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[3] 開催報告 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
第14回研究会(9月26日開催)
第14回研究会が開催されました。
日 時:2021年9月26日(土)13:00 〜 16:00
会 場:ウェブ会議(Zoom)
詳細は、https://issj.school-website.jp/redesign/m14-report/
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[4] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
第27回 官公庁とDX(10)外注におけるプロジェクト成功率向上方法(2)
競争性喪失編
1 はじめに
前回のメルマガ※1では、前々回のメルマガ※2で説明した内製化と比
べてプロジェクト成功率向上という視点では格段に効果が劣りますが、当
面の間外注を継続するときのうち、競争的調達を採用できる状況における
発注者の実務の参考になる手法を説明しました。
今回は、外注継続かつ何らかの事情で競争性が失われてしまった状況に
おけるプロジェクト成功率向上手法を紹介します。なお、前回も申し上げ
た通り、民間企業の発注者及び受注者の方と異なり、私の発注者としての
経験は少ないため、私自身が実践したことがないものばかりです。それで
も、あえて論述するのは、日ごろ、勤務先及び他団体の方とお話をしてい
て、官公庁の多くの実務担当者に、競争性が喪失した状況における情報シ
ステム開発運用保守プロジェクトの成功率向上と発注者の利益を最大にす
る手法が知られていないかもしれないと感じるからです。
本稿が少しでも実務担当者の方々の参考になれば幸いです。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/08/mm1608-gk-gk.pdf
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[5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
第48回 働き方のホープを描く
本メルマガの7月号で、日本生産性本部「働く人の意識調査」(第6回、7月
16日)において指摘があったコロナ禍が長期化する中での「テレワーク疲れ」、
そしてオンラインOJTについて検討しました。この調査は4半期に一度継続して
行われており、10月21日に7回目の調査結果が公表されました。今回の調査で
は、以下の5つが主な特徴として取りまとめられました。プレスリリースより、
見出しを引用します。
1. わが国の景況感:引き続き景況感に明るい兆し、楽観的な見通しは過去最多
2. ワクチン接種状況と感染不安:ワクチン接種も感染不安・外出自粛は一定程
度継続
3. 希望する働き方とキャリアプラン:キャリアプラン、7割弱が「特に考えてい
ない」
4. 仕事能力の向上に責任を持つ主体:「働く人自身」が最多だが、割合は年代
別で差
5. 働き方の変化:宣言・措置の全面解除後もテレワーク実施率は約2割で定着
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/08/mm1608-wb-wb.pdf
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[6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
第164回 AIの課題と「責任あるAI」
AIは社会・業界を変革し、実世界の重要な問題を大規模に解決しています。
しかし、AIによる問題解決が新たな問題を生じさせないためには、すべての人
にとって役立つAIを構築するという大きな責任が伴います。
AI技術に関するさまざまな側面を学習する中で、気になったことは「責任あ
るAI」という考え方・取り組みでした。「責任あるAI」とは、従業員や企業に
力を与え、顧客や社会に公正な影響を与えるために、善意を持ってAIを設計、
開発、展開することであり、企業が信頼を得て自信を持ってAIをビジネス活用
できるようにすることを指します。
一般的に、人間による意思決定にはバイアスが入りますが、AIの判断は客観
的・中立であると思う傾向があると思います。
しかし、実際にはそうなりません。たとえAIの計算エンジンそのものが中立
なものであったとしても、AIにインプットされたデータそのものに、人間によ
るバイアスが入っている場合、AIからのアウトプットもバイアスが入った結果
になってしまうからです。まさに、「ゴミをつめれば、ゴミを吐き出す
(Garbage in, garbage out.)」というコンピュータ工学の格言は、AIによる
システムにおいても同様に適用されます。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/08/mm1608-pg-pg.pdf
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[7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
第174回 情報システムとは何かー情報システム学会の考え方
情報システムとは何か、その定義は、すでに関係者にとって定まったものと
して理解されているかも知れません。しかし現実には、情報システム学会で考
えている定義と、多くの専門家の考えている定義には、スコープに大きな隔た
りがあります。現在日本の多くの専門家の考える定義は、視点が低く、スコー
プが狭くなっています。ズームアウトが十分にできていないのです。このため、
今日最重要課題になっているDX(デジタル・トランスフォーメーション)を
円滑に進めていくことができず、情報社会になって日本の国際競争力は、工業
社会の世界1位から今年31位にまで転落しました。適切な定義をしていない
ことが、重大な結果を招いています。今後多くの情報システム関係者が、情報
システム学会が提唱している情報システムの定義にもとづいて、教育、実務、
研究を進めていくことが望まれます。
(全文は、下記リンクからご覧ください。)
https://www.issj.net/mm/mm16/08/mm1608-hs-hs.pdf
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10月29日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/07/mm1607.html
09月28日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/06/mm1606.html
08月31日号は・・ https://www.issj.net/mm/mm16/05/mm1605.html
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するものではありません。
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ISSJメルマガ編集委員会
編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
芳賀正憲(50音順)
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