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         情報システム学会 メールマガジン
                                                 2020.3.27 No.14-12

[1] 第13回シンポジウム開催案内(5月23日)
[2] 第15回全国大会論文集 無料ダウンロード開始のお知らせ
[3] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第7回 ある公的機関における新型感染症対応
[4] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
   からの眺め(中島 聡)
   第17回 ディスカッションの在るべき形とコミュニケーション
[5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第28回 パターンランゲージ(10)見える熟知
[6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第144回 新型肺炎対応にみる危機管理
[7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第154回 情報システム学会の目指すもの
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[1] 第13回シンポジウム開催案内(5月23日)

第13回シンポジウムを下記の日程で開催する予定です。
日時 2020年5月23日(土) 午後
場所 専修大学 神田キャンパス

詳細は今後随時学会のWebに掲載して参ります。
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[2] 第15回全国大会論文集 無料ダウンロード開始のお知らせ

情報システム学会では全国大会終了3ヶ月後から会員の皆様に、
発表論文集がダウンロードができるサービスを提供しております。
第15回全国大会・研究発表大会の発表論文集につきまして、ダウンロードの
準備が整いました。下記よりご利用くださるよう、ご案内申し上げます。

・「発表論文集ダウンロード」のページ
https://www.issj.net/conf/issj2019-papers/papers/

・ユーザ名   issj2019taikai
・パスワード   KE6maUTH

※全国大会の参加のお申込みをされた方は、
連絡済みのユーザ名、パスワードもそのままご使用いただけます。

お問合せ先 事務局
issj-office■issj.net   ■は@(半角)に置き換えてください。
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[3]  連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第7回 ある公的機関における新型感染症対応

1 はじめに
 今回は、官公庁情報システムを離れ、私の勤務先であるKISTEC
(「キステック」と呼んでおります。)の総務における新型コロナウイルス
(以下「新型感染症」といいます。)対応について、情報システム学や経営学
などで事例として使えるかもしれないので、対応内容とそれぞれの時点におけ
る担当者の考えを紹介します。
なお、本稿を執筆している2020年3月22日時点では、国内外ともに流行が収束し
ない状況のため、今後、新たな対応を実施する可能性があります。そのため、
ここに記載した対応は、現時点までのものです。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/12/mm1412-gk-gk.pdf
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[4] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
    からの眺め(中島 聡)
    第17回 ディスカッションの在るべき形とコミュニケーション

 前回は、一般的に考えられているほどディスカッション(話し合い)が有効で
はないことについて書かせて戴きました。駄目出しばかりで建設的な内容とは
言えず、少しばかり反省しています。そこで、今回は多少なりとも何か参考に
なるようなテーマを、ということで考えてみました。前回の最後にも書かせて
戴いた通り、伝道師が語るには明らかに分不相応な内容です。それを承知の上
で、清水の舞台から飛び降りるつもりで、勝手に考えてみようと思います。

 伝道師が思うディスカッションの理想形が、日本経済新聞に掲載されていま
した。タイトルは『英オックスフォード大に学ぶ:下』(2019年12月25日水曜日
の大学面)です。この中で、チュートリアル(Tutorial)と呼ばれる少人数教育
が紹介されています。それは、学生2、3人に対し1人の教員で構成され、週1回
1時間程度のペースで実施されます。学生には毎回2000単語の程度のエッセイ
作成が課せられ、これを持ち寄ってディスカッションが行われるそうです。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/12/mm1412-dn-dn.pdf
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[5] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第28回 パターンランゲージ(10)見える熟知

 前回は、カテゴリー「信頼」のパターンの1つ、ISマネージャ*1)からメンバー
に感謝と賞賛の思いを伝えること−「感謝のかたち」を提示しました。今回は、
カテゴリー「主体性」のパターンについて検討します。

これまでIS技術者のためのPsytech研究会の活動において、蒼海氏のメルマガ*2)
を元に、カテゴリー「主体性」については、「全員が自律」「精鋭化のチャンス」
「イノベーションの次元」の3つのパターンを作成しました。

カテゴリー「主体性」は、参考としているESO行動規範*3)では、「『自由』−
自分のやりたい仕事がやれていること」と規定されており、従業員満足の基礎
である「内発的動機付け」が重要であるとされています。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/12/mm1412-wb-wb.pdf
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[6] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第144回 新型肺炎対応にみる危機管理

 中国・武漢発の新型コロナウイルス(COVIT19)による肺炎ですが、3月6
日時点、感染者は9万4千人超、死亡者3270人、80の国・地域にまで蔓
延しており、さらに拡大する勢いになっています。
先日までは、中国国内の問題である面が強かったのですが、3月6日現在の中
国当局の公式発表では、感染者80585人、治癒者52246人、死亡者
3016人となり、死亡者は3千人を超えているものの、武漢市を含む湖北省
を除く、他の省では、ほぼ封じ込めに成功している様子です。

 ところで、今回の新型コロナウイルス蔓延にあたっては、湖北省・武漢市の
とった謎の12日間の空白期間があります。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/12/mm1412-pg-pg.pdf
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[7] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第154回 情報システム学会の目指すもの

 新型コロナウィルスの感染は世界中に広がって、多くの人々の生命を奪い、
また莫大な経済的損失をもたらしつつあります。新感染症への対応は、典型的
な人間中心情報システムと考えられますが、情報と情報システムの理解が十分
進んでいないわが国では、その対応が他の諸国に比べて著しく特異なものにな
っています。情報システムが的確に作動するためには、前提として正確な情報
把握が必要ですが、日本で最初に国内感染者が確認された1月16日から2か
月以上経っても、いまだに国内の感染者の実態がつかめていません。感染検査
対象とされる患者さんの数が、あまりにも少ないからです。実際に行われた検
査件数は、2月18日から3月15日までの間に3万2125件、1日平均
1190件です。 (一人に複数回の検査をしており、検査をした患者さんの
実数は、件数の半分以下です。)韓国の1日平均1万2000件、イタリアの
1万件に比べて、約10分の1の水準です。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/12/mm1412-hs-hs.pdf
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  02月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/11/mm1411.html
   01月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/10/mm1410.html
   01月01日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/09/mm1409.html

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