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         情報システム学会 メールマガジン
                                               2019.09.27 No.14-06

[1] 開催案内 システム開発方法論への科学的アプローチ研究会
               第2回勉強会(9月30日開催)
[2] 開催案内 秋講演会(10月16日開催)
[3] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)
[4] 開催報告 HIS研究会 第11回研究会(8月29日開催)
[5] 第12回情報システム教育コンテスト(ISECON2019)ご案内
[6] 新連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第1回 集中開発と分散開発
[7] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
   からの眺め(中島 聡)
     第11回 日本企業の低迷や国際競争力の低下を加速させている原因
[8] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
     第22回 パターンランゲージ (4)社会システムの変革を担う
[9] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第138回 司馬遷の執念・・報任少卿書
[10] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
     第148回 ベンダ起点の情報システムプロデユース
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[1] 開催案内 システム開発方法論への科学的アプローチ研究会
               第2回勉強会(9月30日開催)

第2回勉強会を開催します。
1.日 時:2019年9月30日(月)午後2時00分〜午後5時
2.場 所:株式会社プライド会議室

詳細は下記を参照ください。
 ◆第2回勉強会
  http://www.issj.net/mm/mm14/05/mm1405-ak-ak.pdf
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[2] 開催案内 秋講演会(10月16日開催)

★参加申し込み受付中です。

1.日時  2019年10月16日(水)
     講演会・パネルディスカッション        17:00〜19:00
     情報交換会/ポルトノアール(専修大学3号館B1) 19:00〜20:30
2.場所  専修大学 神田キャンパス 7号館(7階)731教室
     東京都千代田区神田神保町3−8
      https://www.senshu-u.ac.jp/access.html
3.講師  山口 高平 慶應義塾大学理工学部教授/当学会会長
4.テーマ:「機械学習・ディープラーニングの進展・普及と課題」

詳細は下記の参照ください。
 http://www.issj.net/gaiyou/seminar2019.pdf
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[3] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)

★発表申込・参加事前申込受付中

第15回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催いたします。
日時 2019年11月30日(土)
場所 帝京大学 八王子キャンパス

 発表申込・事前参加申し込みを受け付けています。
 http://www.issj.net/conf/issj2019/
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[4] 開催報告 HIS研究会 第11回研究会(8月29日開催)

第11回研究会を開催しました。

日時:2019年8月29日(木)18:00〜20:00
会場:専修大学 神田校舎7号館771教室

(詳細については下記をご参照ください。)
 http://www.issj.net/kenkyuu/2015_his/190829_his_houkoku.pdf
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[5] 第12回情報システム教育コンテスト(ISECON2019)ご案内

情報処理学会 情報処理教育委員会、情報システム教育委員会が主催する
「第12回情報システム教育コンテスト(ISECON2019)」が開催されます。
ISSJはこのコンテストに協賛します。

 詳細は下記をご参照ください。
 http://miyagawa.si.aoyama.ac.jp/wiki/isecon_2019
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[6] 新連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第1回 『集中開発と分散開発』

1 自己紹介
 私は、神奈川県職員として情報システムに携わってきました。情報システム
の開発や運用だけでなく、情報システム全体最適化計画の立案、開発前の事前
評価、稼働後の事後評価も担当しました。
 現在は、情報システムのお仕事からほぼ外れ、ご縁があって、同県が設立し
た地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC。「キステック」
と呼んでおります。)で、人事、土地建物の維持管理、福利厚生、ハラスメント
相談、役員秘書、コンプライアンス、法務などを担当しております。

2 メルマガ連載に至る経緯と採り上げる内容
 ある雑誌の記事で情報システム学会の設立を知り、人間中心という理念に共
感して、学会発足時(2005年)に入会いたしました。しかし、入会からしばら
くの間は、学会への貢献が低い状況が続きました。しかし、2012年に初めて発
注者側の事実上のプロジェクトマネージャを務めたことがきっかけで、全国大
会/研究発表大会で、実務家としての悩みを発表させていただきました。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406-gk-gk.pdf
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[7] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
    からの眺め(中島 聡)
    第11回 日本企業の低迷や国際競争力の低下を加速させている原因

第8回から近年における日本企業低迷の原因について考えてきました。日本人
の概念化と言語化に関する問題もあるでしょう。また日本人SEの能力の問題も
あるでしょう。でも、それだけを犯人にするのは強引すぎることを示しました。
そして、日本の企業や社会には本質的な問題があり、それがイノベーションを
産み難い体質を作り出していると考えられること、そしてその主原因は文系と
理系に分割した教育を長年に亘って行っていることではないのか、と話を進め
て参りました。では、文理を融合する教育を始めたら全ては解決するのでしょ
うか。かなりの改善が見込めるとは思います。しかし、現場の立場からすると、
とても楽天的な気分にはなれません。カリキュラムの編成を変えるだけでなん
とかなるような状態とはとても思えないのです。今回は、文理分割教育以外の
問題について勝手に考えてみようと思います。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406-dn-dn.pdf
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[8] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第22回 パターンランゲージ (4)社会システムの変革を担う

今回のメルマガでも、引き続きIS技術者のためのパターンランゲージの作成を
試みます。
まず、これまで検討してきた「ISプロジェクト版6つの基本要素(案)」のカテ
ゴリについて振り返ります。カテゴリ(ESO行動規範では「一言表現」と称する)
として、(1)共通理解、(2)主体性、(3)承認、(4)信頼、(5)両立、(6)健康の6つ
を仮定しました。ISプロジェクトにおいて、これらのカテゴリに対応したバラ
ンスよく取り組みがなされている場合に、ISマネージャやメンバのやりがい感
が醸成されると想定しています。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406-wb-wb.pdf
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[9] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第138回 司馬遷の執念・・報任少卿書

 この夏、新疆ウイグル自治区を旅行し、省都のウルムチから3時間ほど南東に
あるトルファンに行きました。ここには、紀元前から栄えたシルクロードのオ
アシス都市が散在しています。そのうちの一つが、高昌故城です。敦煌郊外に
あり、西域への入り口にあたる玉門関から、ゴビ砂漠を13日間歩くと、トル
ファンにあるこの高昌故城にたどり着きます。かつて砂漠の中にあった巨大な
オアシスも、千年以上の時を経て、いまは一部の塀と建物を遺すのみとなって
います。この一面の黄色の世界を見渡しながら思ったのは、司馬遷が『史記』
で描いた李陵のことでした。実際には、匈奴討伐に向かった李陵が採った道は、
ウイグルよりも東側にある現在の内モンゴル自治区に位置するため、ここに立
ち寄ったことはないのですが、この城の外に広がっている黄色く延々と広がる
ゴビ砂漠を眺めながら、この同じゴビ砂漠を騎馬の支援なく徒歩のみで歩んだ
李陵の苦難を想像するのでした。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406-pg-pg.pdf
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[10] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第148回 ベンダ起点の情報システムプロデユース

 情報システムのプロデユース概念は、今までユーザ起点で考えられてきまし
た。これはユーザの経営目的実現のため情報システムをプロデユースしていく
ことであり、もちろん重要なことです。しかし現実に世の中の仕組みとしての
情報システムをトータルで見ると、ベンダ起点でプロデユースされた情報シス
テムが、併せて大変に大きな役割を担っていることが分かります。
 この問題は、ソフトウェア工学の観点から見るときわめて興味深く、ユーザ
起点の情報システムプロデユースは、ユーザの経営目的実現に「特化」した情
報システムを、情報技術を用いてインテグレートしていくものです。一方ベン
ダ起点のプロデユースは、できるだけ多くのユーザが用いてメリットが享受で
きるよう、情報システム機能を「汎化」して切り出し、これを情報技術により
プラットフォームとして形成していくものです。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406-hs-hs.pdf
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  08月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/05/mm1405.html
   07月26日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/04/mm1404.html
   06月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403.html

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ISSJメルマガ編集委員会
 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
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