********************************************************************
         情報システム学会 メールマガジン
                                               2019.07.26 No.14-04

[1] 第4回浦昭二記念賞候補の推薦募集のお知らせ(締切:8月31日)
[2] 開催案内 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
        第2回研究会のご案内(8月10日開催)
[3] 開催案内 HIS研究会 第11回研究会(8月29日開催)
[4] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)
[5] 開催報告 第12回シンポジウム(5月25日開催)
[6] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
   からの眺め(中島 聡)
   第9回 近年の日本社会や企業の低迷の原因について
[7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
     第20回 パターンランゲージ(2)「話が違う」を指摘・報告する
[8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第136回 中国流の仕事の進め方・・対策前進、微創新、OODAループ
[9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
     第146回 アベノミクスの失敗と統計不正
********************************************************************
▲目次へ

[1] 第4回浦昭二記念賞候補の推薦募集のお知らせ(締切:8月31日)

第4回浦昭二記念賞候補の推薦を募集します。
推薦締切:2019年8月31日(土)
推薦方法:「浦昭二記念賞推薦様式」に記入のうえ、
事務局(issj-office■issj.net)まで メール添付で送付してください。
※■は@に置き換えてください。

(詳細は、以下をご参照ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403-us-us.pdf
▲目次へ

[2] 開催案内 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
        第2回研究会のご案内(8月10日開催)

日時:2019年8月10日(土) 10:00 〜 13:00
会場:IVYTOWER 5F X-FLOOR川崎会議室

詳細は下記を参照ください。
 ■第2回研究会
 https://issj.school-website.jp/redesign/m02/
▲目次へ

[3] 開催案内 HIS研究会 第11回研究会(8月29日開催)

「UI/UXの取り組み最新事例紹介〜人間中心でデザインする新たな働き方〜」

 HIS(Human-oriented Information Systems) 研究会では“人間中心の
情報システム”の考察や議論を深めるために研究や実務に係わる方のお話を
伺っております。
 今回は日本ユニシス株式会社の川崎文子様にUI/UXの取り組みの最新事例を
ご紹介いただきます。開発事例を中心に、ユニシス社内での人間中心設計の
啓発活動などを交え、UI/UXの取り組みについてお話ししていただきます。
多くの皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

●「UI/UXの取り組み最新事例紹介〜人間中心でデザインする新たな働き方〜」
  川崎 文子 様(日本ユニシス株式会社 プラットフォームサービス本部
  サービス技術一課 DX推進室)
●講演概要:
  トップで要件定義をし、情報システム部が使い方を統制して現場はそれに
 従うというのがこれまでの基幹システムの在り方だった。しかし、それは
 必ずしも現場のやり方にフィットしておらず、現場現場での個別運用がはび
  こり、業務全体の効率化にはつながらないことが多かった。
  利用者(ユーザ)を中心に据えてシステムをデザインすることで、利用者
 目線でのシステムを構築することが出来、新たな働き方、業務の在り方を
 実現することが出来た。日本ユニシスのUI/UXに関する取り組みについて、
 講演者が過去に構築した情報システム開発や社内啓発活動事例を交え、紹介
  する。
●開催日時:2019年8月29日(木) 18時〜20時
●開催場所:専修大学神田校舎 7号館7階771教室
 https://www.senshu-u.ac.jp/about/campus/
●参加ご希望の方は、主査までご連絡をお願いいたします。
(会員のご紹介があれば非会員の方も参加できます)

研究会主査 川野喜一
kawano.kiichi■nifty.com(※■を@に置き換えてください)
▲目次へ

[4] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)

第15回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催する予定です。
日時 2019年11月30日(土)
場所 帝京大学 八王子キャンパス

詳細については今後Webに掲載して参ります。
▲目次へ

[5]  開催報告 第12回シンポジウム(5月25日開催)

第12回シンポジウムを5月25日に開催いたしました。

開催日時:2019年5月25日(土)13:30〜17:00
会場:専修大学神田キャンパス 5号館571教室
テーマ:「人間・インテリジェンス・AI:情報システムが社会と企業における
     問題を解決する」
特別講演:
 山口高平氏(慶應義塾大学)
 「AI社会実装における要件とAI技術の擦り合わせ」
 菅澤善男氏(日本コンペティティブ・インテリジェンス協会名誉会長)
 「通信理論から情報理論そしてAIですか」
情報交換会:17:00〜 ポルトノアール(専修大学3号館)
▲目次へ

[6] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
    からの眺め(中島 聡)
    第9回 近年の日本社会や企業の低迷の原因について

 前回は、「言語化や範列的メディアに日本語が使われた場合には、明らかな
概念化の問題が生じてしまう」ことを説明いたしました。今回は「昨今の日本
企業の低迷と、日本語の概念化問題とが直結しないこと」と、さらには「日本
人SEの能力不足も直接の問題とはならないこと」について、経済面を中心に勝
手に考えてみようと思います。なお、伝道師にとって経済分野は全くの門外漢
です。一素人の考えなので欠点だらけでしょうがご容赦をお願いします。また、
本学会のメインの考え方からも外れるやも知れませんが、そこはある閉鎖系シ
ステムからの解釈にすぎませんので、どうか憤慨されることなく、アホな奴と
笑ってお付き合い願えれば幸いです。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/04/mm1404-dn-dn.pdf
▲目次へ

[7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
  第20回 パターンランゲージ(2)「話が違う」を指摘・報告する

  先月号では、パターンランゲージ「大聖堂造りに必要なスキル」のパターン
について検討しました。「大聖堂」は、ISマネージャが自ら率いるチームメン
バとのコミュニケーションにおいて、プロジェクトのビジョン・目標を共有し、
自分が実際に行っている作業と自己成長とのつながりの意味を深く理解し、や
りがい感を持ち続けるという意味から重要なパターンであると考えて取り上げ
ました。「大聖堂」の意味は、これ以外にも、この場所に集う人々(ISでは、
システム運用する人々)にとって「親しみがあるもの」とか、「次世代につな
ぐ大切な資産となりうるもの」を意味するかもしれません。パターンランゲージ
は、ISマネージャ、メンバがこのパターンを読み、仕事に活かしていくことを
目指していますので、人それぞれ、あるいはプロジェクト毎の意味を求めてい
けるものになることが理想です。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/04/mm1404-wb-wb.pdf
▲目次へ

[8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第136回 中国流の仕事の進め方・・対策前進、微創新、OODAループ

 この7月1日から、上海市ではゴミの「強制分別」収集が始まりました。日本
からみれば、今さらゴミの分別収集か、とお思いの方もいらっしゃると思いま
す。しかし、実は日本人だけでなく、中国人の同僚たちも、今回の政策に対し
て、戦々恐々としています。笑い話になりますが、今回の分別はなかなか難し
いものになっています。たとえば、バナナの中身は生ゴミですが、バナナの皮
は乾いたゴミ。サクランボは、身は生ゴミですが、皮と種とヘタは乾いたゴミ
になる、という噂がありました。こんな分別、はたしてどこまでできるのか!?
・・実際には、これらは全て生ゴミで良いとなりました。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/04/mm1404-pg-pg.pdf
▲目次へ

[9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第146回  アベノミクスの失敗と統計不正

 安倍政権は、森友・加計問題など不祥事が露見したとき、首相や政府高官が
虚偽の答弁をしたり、公文書を改ざんしたり、マスメディアを規制するなど、
本来正しくあるべき国民に向けての情報システムを不当に操作することにより、
事態のもみ消しを図ってきました。政権の最も重要な政策アベノミクスは、6
年を経て、今や失敗が明白ですが、政府としてこの失敗を表に出すわけにはい
きません。そのため数々の統計データの偽装が行われました。
弁護士の明石順平氏の書かれた『国家の統計破壊』(集英社インターナショナ
ル新書)は、公表されたデータをもとに、複雑な経済統計がいかに偽装され、
政策の失敗が隠され、賃金やGDPに関し“高い”数値が発表されてきたか、
そのメカニズムが緻密な分析によって解明されており、日本の将来を考えてい
く上で必ず読んでおくべき書物と思われます。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/04/mm1404-hs-hs.pdf
▲目次へ

********************************************************************
   06月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/03/mm1403.html
  05月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/02/mm1402.html
   04月26日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/01/mm1401.html

・本メルマガ中の記名入りの記事は執筆者の意見であり、ISSJの見解を表明
するものではありません。
・本メルマガ記事の無断転載を禁じます。

・ISSJメルマガに関するご意見、ご感想をお寄せください。そして、皆さま
からのご寄稿もお待ちしています。自薦・他薦を問いませんので、情報シス
テムにまつわる様々なご意見をお気軽にお寄せください。非会員の方も、会
員の紹介があれば寄稿いただけます。
 会員組織による人材募集やカンファレンス、セミナー情報、新書の紹介
など、会員の皆様に役立つ情報もお知らせください。
 宛先は、メルマガ編集委員会(issj-magazine■issj.net ■は@に置き換
えてください)です。

ISSJメルマガ編集委員会
 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
************************************************************** 以上
▲目次へ