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         情報システム学会 メールマガジン
                                               2019.10.29 No.14-07

[1] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)
[2] 開催案内 システム開発方法論への科学的アプローチ研究会
               第3回勉強会(11月18日開催)
[3] 開催報告 秋講演会(10月16日開催)
[4] 協賛します(Modeling Forum 2019)
[5] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第2回 『パッケージソフトウェアとマイクロサービス化』
[6] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
   からの眺め(中島 聡)
     第12回 「わかる授業」の問題点と学習時間の重要性について
[7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
     第23回 パターンランゲージ (5)見晴らしをよくする
[8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
     第139回 長江・東シナ海の汽水域
[9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第149回 ノーベル賞・吉野彰氏の金言
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[1] 2019年度の 第15回全国大会・研究発表大会 開催予定(11月30日)

  「情報システムが変革する社会と人間活動」
    帝京大学 八王子キャンパス
    11月15日(金) 参加  事前申込締切
    11月25日(月) 参加費 払込み締切

参加事前申込みを受付中です!
発表される方は必ず参加のお申し込みをお願いします。
多数のお申し込みをお待ちしています。

特別講演
麻生英樹氏(産業技術総合研究所 人工知能研究センター・副研究センター長)
堀浩一氏(東京大学大学院工学系研究科教授)

そのほかの詳細については、下記をご参照ください。
http://www.issj.net/conf/issj2019/
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[2] 開催案内 システム開発方法論への科学的アプローチ研究会
               第3回勉強会(11月18日開催)

第3回勉強会を開催します。
1.日 時:2019年11月18日(月)午後2時00分〜午後5時
2.場 所:株式会社プライド会議室

詳細は下記を参照ください。
 ◆第3回勉強会
  http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407-ak-ak.pdf
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[3] 開催報告 秋講演会(10月16日開催)

10月16日に専修大学神田校舎で秋講演会が開催されました。
当学会長である山口高平 慶応義塾大学理工学部教授にご登壇いただき
『機械学習・ディープラーニングの進展・普及と課題』をテーマに
ご講演いただきました。ホットな話題で、賛助会員企業の方々はじめ、
会員・一般の方々50名の参加がありました。山口先生のお話のあと、
石丸亜矢子さん(接点合同会社 代表/新潟薬科大学応用生命科学部特任講師)が
ファシリテータ役をつとめ、参加者を含めて質疑応答が行われました。
また、講演会終了後の情報交換会でも有意義な議論が展開され、盛会のうちに
幕を閉じました。
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[4] 協賛します(Modeling Forum 2019)

特定非営利活動法人 UMLモデリング推進協議会が主催する
Modeling Forum 2019 に協賛します.

会 場  TEPIAホール(東京都港区北青山2丁目8番44号)
    http://www.tepia.jp/
日 程 2018年11月28日(木)
入場無料(事前申込制)

詳細については下記をご参照下さい。
https://umtp-japan.org/event-seminar/mf2019/8530
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[5] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第2回 『パッケージソフトウェアとマイクロサービス化』

 1 スクラッチソフトウェアやパッケージソフトウェアの経験と情報システ
ム整備全体計画の立案
以前に、神奈川県の情報システム整備全体計画※1)の立案を担当したとき、
情報システム開発において、パッケージソフトウェアの導入を原則としました。
計画立案より前に、私は発注者側の若手担当としてスクラッチソフトウェアに
よる人事給与システム開発に従事したことがありました。しかし、パッケージ
ソフトウェアの導入経験は、ありません。この計画立案後、ご縁があって、神
奈川県が設立した2つの地方独立行政法人、すなわち、地方独立行政法人神奈
川県立病院機構(以下「病院機構」といいます。)とKISTECの人事給与システ
ム開発の発注者側の事実上のプロジェクトマネージャを経験しました。
そして、パッケージソフトウェアを用いた情報システムの品質に、悩まされま
した。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407-gk-gk.pdf
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[6] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
    からの眺め(中島 聡)
    第12回 「わかる授業」の問題点と学習時間の重要性について

 連載第8回から「近年の日本企業の低迷の原因は何か」をテーマに、思うが
まま勝手に考えてきました。そして前回は「ゆとり教育」と同時に展開された
「わかる授業」に問題があることを示しました。「わかる授業」は教師に課せ
られたものなので、「ゆとり教育」ほど一般の方に馴染みのあるものではない
でしょう。そこで今回は、「わかる授業」の実状を踏まえながら、学習時間の
重要性について勝手に考えてみようと思います。

 伝道師にとって「わかる授業」は極めて不可解なものでした。当時は物理を
教えていましたが、一度の授業だけで生徒に理解させることは不可能だと感じ
ていたからです。理由は至って単純で、自分自身が物理を体得するのにそれな
りの時間と努力を費やしてきたからです。自分が苦労した内容を簡単に生徒に
伝授できるはずがありません。そもそも物理学の偉人達は多少の差はあっても
皆天才です。ガリレオ・ガリレイもアイザック・ニュートンも、
カール・フリードリヒ・ガウスもアンドレ=マリ・アンペールも間違いなく天
才です。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407-dn-dn.pdf
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[7] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第23回 パターンランゲージ (5)見晴らしをよくする

 前回、理念の共有に焦点をあてたパターン「社会システムの変革を担う」を
取り上げました。今回検討するパターンは、プロジェクト・スコープの共有を
図ろうとするISマネージャにとって、重要なテーマである−仕事の全体像をメ
ンバーが理解できるようにする−に焦点をあてた内容で、パターン名を「見晴
らしをよくする」としました。蒼海氏のメルマガ−第94回「指揮者のいない
オーケストラ」*1)を参考にしています。

 蒼海氏は、メルマガ「指揮者のいないオーケストラ」*1)において、システム
構築プロジェクトにおける問題意識を以下のように示しています。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407-wb-wb.pdf
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[8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第139回 長江・東シナ海の汽水域

 10月に入り、上海蟹の美味しい季節になりました。そのせいか、日本から
の出張者が多くなっています。もちろん、来訪の理由は、上海蟹のためだけで
なく、予算や決算の時期でないことと、中国現地の顧客訪問、中期計画策定の
ための事前の議論や、中国各地で開催される各種のセミナーに参画するためで
す。
初めて上海を訪れる出張者を上海市内の有名な観光地に案内する場合に行くと
ころというと、老街の雰囲気を味わえる豫園、ウインドーショッピングを楽し
みながら散策できる南京路、そして、金融センターの超高層ビルを眺めること
のできる外灘が定番のスポットになります。このうち、外灘は、金融センター
のある浦東と市内の浦西が、黄浦江という大きな河によって隔てられています。
この黄浦江は、上海の南北に約100キロにおよび、遊覧船だけでなく、様々
な荷物を積んだ巨大なコンテナ船やバルク船などが、ひっきりなしに行きかって
います。しかし、この大きな黄浦江は、長江の支流になります。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407-pg-pg.pdf
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[9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第149回 ノーベル賞・吉野彰氏の金言

 吉野彰氏は、リチウムイオン二次電池の開発で画期的な業績を挙げられ、今
年のノーベル化学賞を受賞されましたが、その視野はきわめて広く、産業界全
般や技術開発の進め方について珠玉の言葉を述べておられます。
 「理想的なのは、川上と川下、両方おさえること。日本は、川下は、からっ
きしダメ。日本は川上がしっかりしているうちに、GAFAに相当するような
企業、あるいはベンチャーが一つか二つくらい生まれたら、強くなると思う。」
 IS/IT関係者にとって耳の痛い言葉ですが、日本の国際競争力が低いの
はGAFAに相当する企業やベンチャーを生み出す力が「からっきし」ないか
らだと、的確に指摘されています。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm14/07/mm1407-hs-hs.pdf
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   09月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/06/mm1406.html
  08月27日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/05/mm1405.html
   07月26日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm14/04/mm1404.html

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ISSJメルマガ編集委員会
 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
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