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         情報システム学会 メールマガジン
                 2013.4.25 No.08-01
[1] 新情報システム学体系化プロジェクト発足のお知らせ
[2] 第6回 シンポジウムのお知らせ(5月18日開催)
[3] 2013年度 研究会について
[4] 学会誌 第8巻2号 について
[5] 2013年度 情報システム学会全国大会(11月30日開催)
[6] 連載 企業および社会における情報システムの意味を考える(大島正善)
   第7回 ビジネスの変化に迅速に対応できる情報システムにするための
      課題 その6
[7] 連載 オブジェクト指向と哲学(河合昭男)
   第28回 メディアを形相と質料で考える
[8] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
   第61回 究極の現場主義者・・ジェームズ・ボンド
[9] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
   第71回 新情報システム学体系化プロジェクトの発足
[10] 読者から:3/25号 寄稿「基礎情報学」導入による
          高等学校情報教育の改変への道 への反響
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[1] 新情報システム学体系化プロジェクト発足のお知らせ
                 情報システム学会 会長 杉野 隆

 人間中心の新しい情報システム学の体系を確立するための新情報システム
学体系化プロジェクトが発足しました。当プロジェクトのメンバーは25名。
4月15日と17日に専修大学にてキックオフ・ミーティングを開催しました。
会員の皆さまには、先に当プロジェクトに関して、目的や基本的な考え方、
作成計画等とともに、執筆者募集のメールをお送りしましたが、重ねてご協
力のほどよろしくお願い申し上げます。

 本プロジェクトに関しては、本メルマガの[9] 連載 情報システムの本質
に迫る に、プロジェクト発足の背景や目的、「新」情報システム学の必要
性などが詳しく記載されています。あわせてご一読ください。
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[2] 第6回シンポジウムのお知らせ(5月18日開催)
詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。

 日時 2013年5月18日(土) 13時30分〜17時
          (懇親会 17時30分〜19時30分)
 場所 日本経済大学 渋谷キャンパス 大学院246ホール
 テーマ 「社会・人間と情報との関係」

 今回のシンポジウムでは、2009年に本学会で「基礎情報学」についてご講
演いただいた西垣通先生(前東京大学大学院情報学環教授、東京経済大学教
授)から、インターネット普及によりもたらされる集合知についてご講演を
いただくとともに、中島聡先生(埼玉県立大宮武蔵野高等学校)からは、高
校の教科「情報」での「基礎情報学」を基にした教育実践を紹介して頂き、
IS領域における「情報」の捉え方、情報教育のあり方について議論します。

西垣通:「集合知とは何か」−ネット時代の「知」のゆくえ−
  インターネット上で人々の衆知をあつめる「ネット集合知」が注目を集
 めている。だがそれは魔法の杖ではない。ネット集合知が有効性を発揮す
 るための条件や分野などについて、基礎情報学をもとに検討をくわえる。

中島聡:「生命と機械をつなぐ授業」
             −「基礎情報学」からデザインした高校情報−
  高等学校の教科「情報」(特に科目「社会と情報」)には、教科・学問と
 しての重大な問題が多数存在している。これらの問題は「基礎情報学」を
 導入することで、ほぼ解決できる。高校生向けに再編した「基礎情報学」
 を、授業実践を踏まえて報告する。
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[3] 2013年度研究会について          企画委員会

 2013年度は、下記の5研究会が活動予定です。うち、2研究会が新規に設
置されました。研究会活動の状況については、各研究会から皆様に連絡があ
りますので、積極的に活動にご参加ください。

 1 情報とシステムの視点からみた組織と社会(延長)
             主査/幹事:川野喜一/中嶋聞多他
 2 ICT(情報通信技術)活用による女性の働き方(継続)
             主査/幹事:椎葉玲子/柿澤晋一郎他
 3 情報システム論文の作成および査読のありかた(継続)
             主査/幹事:原潔/神沼靖子
 4 教育情報システムデザイン研究会(新規)
             主査/幹事:石井嘉明/千葉祐介
 5 IT技術者のウェル・ビーイング(新規)
             主査/幹事:三村和子/芳賀正憲他
**詳細は、随時以下の研究会ページに掲載してまいります。
 http://www.issj.net/kenkyuu/kenkyuu.html
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[4] 学会誌 第8巻2号について

 2013年3月13日発行の情報システム学会誌 第8巻2号を学会Webに掲載
しました。目次は、以下のとおりです。
 [巻頭言] 情報システム学会誌への投稿のすすめ  石井信明
 [解説] クロスプラットフォーム上でのスマートフォンアプリケーション
      開発 Rhodesフレームワークを用いて  岩本隆志
 [解説] 立体視の原理と3D技術への応用     広内 哲夫
 [シンポジウム講演] ハイテク新生のデザイン   松島克守
 [シンポジウム講演] ハイテク産業の経営に学習科学が示す方向 渡辺 毅

**内容は、以下をご参照ください。
 http://www.issj.net/journal/jissj/index.html
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[5] 2013年度 情報システム学会全国大会(11月30日開催)

 第9回全国大会を、11月30日(土)に新潟国際情報大学新潟中央キャン
パスにて開催する予定です。内容および詳細については決まり次第、学会Web
に掲載してまいります。
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[6] 連載 企業および社会における情報システムの意味を考える
   第7回 ビジネスの変化に迅速に対応できる情報システムにするため
       の課題 その6  大島 正善(MBC:Method Based Consulting)
 http://www.issj.net/mm/mm08/01/mm0801-kj-hr.html

 昨年の10月から連載をはじめ、3月まで「ビジネスの変化に迅速に対応
できない情報システム」ということについてその問題の本質と解決策を探っ
てきました。今回は、これまでの連載で述べてきたことをサマリーしてみた
いと思います。 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[7] 連載 オブジェクト指向と哲学
   第28回 メディアを形相と質料で考える     河合 昭男
 http://www.issj.net/mm/mm08/01/mm0801-ot-hr.html

 人が持つ通信システムを「流出システムと波動システム」として捉え、前
回はメディア(媒体)を通した間接的通信について考えました。電話やメー
ルなどの媒体を通して受け取った情報は、対面している場合より情報量が制
限され誤解される可能性が高まります。その原因を、ダニエル・カーネマン
著「ファスト&スロー」の2つの判断システムと組み合わせて考えました。
 今回はメディアというものについてアリストテレスの形相と質料の視点で
考えてみたいと思います。 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[8] 連載 プロマネの現場から
   第61回 究極の現場主義者・・ジェームズ・ボンド   蒼海 憲治
 http://www.issj.net/mm/mm08/01/mm0801-pg-hr.html
 昨年末に公開された『007 スカイフォール』は、007シリーズの第2
3作目です。1962年に、第1作の『ドクター・ノオ』が初公開されて以
来、実に50年の長きに渡るヒット作です。
 ボンドは、イギリスの諜報機関「MI6」の工作員であり、女王陛下のも
と、犯罪組織やテロ国家などを相手に、あらゆる場所で戦い続けています。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[9] 連載 情報システムの本質に迫る
   第71回 新情報システム学体系化プロジェクトの発足  芳賀 正憲
 http://www.issj.net/mm/mm08/01/mm0801-hs-hr.html

 4月15日と17日、新情報システム学体系化プロジェクトのキックオ
フ・ミーティングが専修大学で開催されました。このプロジェクトは、北は
北海道から西は山口県まで、広域におよぶ20名以上の学会員が結集し、年
内にまず新情報システム学の序説を作成、さらに2015年4月、学会の創
立10周年にあわせて、序説の3倍の規模の詳説を完成させようという、学
会始まって以来の大きな構想をもったプロジェクトです。
 プロジェクトの目的は、このメルマガでもすでに述べたように、人間中心
の新しい情報システム学の体系を確立することにより、大学の専門・一般教
育と初等中等課程における情報教育を刷新、情報システム産業界のインダス
トリ・アイデンティティの確立を図り、最終的には、情報社会になって急激
に落ち込んだ日本の国際競争力を回復させることにあります。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[10] 読者から:3/25号 寄稿「基礎情報学」導入による
          高等学校情報教育の改変への道 への反響

 前号(No.07-13)に掲載の寄稿「基礎情報学」導入による高等学校情報教
育の改変への道 に対して、本メルマガの読者であり、連載 プロマネの現場
からの著者でもある蒼海憲治氏より以下のメールが寄せられました。ご本人
からの許可を得ましたので、そのまま掲載させていだだきます。(編集委員会)

 中島聡氏の寄稿「基礎情報学」導入による高等学校情報教育の改変への道」
を拝読させていただきました。
 以前、連載「情報システムの本質に迫る」の中で、「生命と機械をつなぐ
知」を紹介いただきながら、その重要性を十分に理解できていませんでした。
 今回の寄稿拝見し、教科「情報」は、「ITリテラシー」ではないこと。
「情報」とは何か?に答えられないことをそのままにせずに、「基礎情報学」
と出会い、「基礎情報学」が教科「情報」の親学問になるのではないか、と
判断し、新しい教科書を作ろうとされた中島氏の取り組みに、大変感動しま
した。
 「基礎情報学」の基本書を入口に、
 ≪「オートポイエーシス理論」や「ニクラス・ルーマンの社会学理論」まで
  勉強の範囲を広げなくてはなりません。≫
 そして、広げて取り組まれたというマインドこそ、生徒の鏡になると思い
ます。遅ればせながら、「生命と機械をつなぐ知」、手にとってみます。あ
りがとうございました。(蒼海憲治)
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 3月25日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm07/13/mm0713-0-qs.html
 2月25日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm07/12/mm0712-0-gk.html
 1月25日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm07/11/mm0711-0-bw.html

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 発行人:柿澤晋一郎、 副編集長:魚田勝臣、川野喜一
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、神沼靖子、小林義人、芳賀正憲、
      吉舗紀子(50音順)
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