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         情報システム学会 メールマガジン
                 2009.8.25 No.04-05

[1] 第5回情報システム学会全国大会・研究発表大会のお知らせ
             (12月6日開催、発表申込開始:9月1日)
[2] 学会誌(第5巻第1号)発行のお知らせ(7月31日掲載)
[3] 「新情報システム学体系調査研究委員会」予備検討会開催報告
                   (8月22日開催)
[4] 第1回・第2回「情報システムのあり方と人間活動研究会」活動報告
                   (5月16日、7月25日開催)
[5] 評議員からのひとこと「社会人として博士論文に挑戦して」(甲斐莊正晃)
[6] 会員コラム「情報社会 における小・中・高の(数学教育を含めた広い
    意味の)情報教育を考える会」の研究報告の一部として(本郷 健)
[7] 会員コラム「情報システム学への思い」(市川照久)
[8] 連載「大学教育最前線:第20回 青山学院大学」(宮治 裕)
  「青山学院大学 社会情報学部における iPhone 3Gの導入について」
[9] 連載「著作権と情報システム:第6回」(田沼 浩)
   「1.著作物 [2]通産省案「ソフトウェア基盤整備のあり方について
        -ソフトウェアの法的保護の確立を目指して-」(4)」
[10] 連載「実践知としての情報システム教育を考える:第11回」(小林義人)
   「[V]「職場」を創造的な「状況的学習」環境へ再構築する」
[11] 連載「プロマネの現場から:第17回」(蒼海憲治)
      山二題「大雪山系の事故と映画『劒岳―点の記』」
[12] 連載「情報システムの本質に迫る:第27回」(芳賀正憲)
      「社会(経済)システムの分析(2)」
[13] メールマガジン 配信元変更のお知らせ

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[1] 第5回情報システム学会全国大会・研究発表大会のお知らせ
             (12月6日開催、発表申込開始:9月1日)

 詳しくは http://www.issj.net/ の「今後の予定」をご参照ください。
 大会専用 Web ページは http://www.issj.net/conf/issj2009/ です。
 日時:2009年12月6日(日) 9時〜18時(18時30分から懇親会)
 場所:青山学院大学青山キャンパス 15号館
         ガウチャー・メモリアル・ホール
<研究発表>
 申込開始:9月1日、申込締切:9月30日、論文投稿締切:10月31日
<特別講演>
 「脳科学とニューロインフォマティクス技術」
   臼井 支朗先生(理化学研究所 脳科学総合研究センター 教授、先端
           基盤技術研究コア ニューロインフォマティクス技術
           開発チームリーダ)
 「携帯電話端末と関連サービスの将来像」
   松本 徹三先生(ソフトバンクモバイル株式会社 取締役副社長)
<若手研究者向け企画>
 「語り合おうテーマと方法と-次世代を担う研究者たちへ-」
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[2] 学会誌(第5巻第1号)発行のお知らせ(7月31日掲載)
 http://www.issj.net/journal/jissj/

 学会誌編集委員会は、7月31日に第5巻第1号を発行し、論文1件ならび
に記事1件を掲載しました。
 この号には、引き続き論文や記事を追加して掲載する予定です。
 また、慶應義塾大学のご協力によって、情報システム学会誌は
 http://www.yy.ics.keio.ac.jp/issj/ に掲載しておりましたが、新サー
バー  http://www.issj.net/journal/jissj/ への移転が完了しました。
 会員の皆様からのご投稿も随時受け付けております。
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[3] 「新情報システム学体系調査研究委員会」予備検討会開催報告
                   (8月22日開催)

 去る8月22日(土)、専修大学神田キャンパスにおいて、「新情報システ
ム学体系調査研究委員会」の調査研究方針を決定するための予備検討会が
8名の参加によって開催されました。
 この委員会の目指す成果について様々な議論を行いました。もちろん、結
論はすぐに出るものではなく、今後議論しながら検討していくことになりま
した。
 詳しくは、議事録としてご紹介いたします。
 当面、「情報システム」についてどのように考えるか、といった論点につ
いて、各方面の専門家の意見を聞こうということになりました。
 次回の委員会を10月に開催する予定とし、お願いできる講師などが決まり
ましたら、メルマガ9月25日号でもお知らせする予定です。
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[4] 第1回・第2回「情報システムのあり方と人間活動研究会」活動報告
                   (5月16日、7月25日開催)

 第1回の活動報告は、
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-4a-8h.html
 第2回の活動報告は、
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-4b-8h.html
をご覧ください。
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[5] 評議員からのひとこと
「社会人として博士論文に挑戦して」   甲斐莊 正晃
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-5-8h.html

 情報システム学会が進めている活動の中に、社会人による論文投稿があり
ます。私事になりますが、1976年に大学院修士課程を修了してから30年ぶり
となります3年前、アラカン(*)を間近にして博士論文の作成に挑戦するこ
ととなりました。東京でのコンサルタントの仕事を続けながら、大阪府にあ
ります大学院の博士課程に入学し、毎月新幹線での出張を続けながら、久し
ぶりの学生生活を体験致しました。諸先生の手厚い御指導のお陰で、今年の
3月に3年間の学業を無事終了し、経済学博士号を取得することができまし
た。(*編集者注 アラカン:還暦前後のこと)
 永らく学業や研究活動から遠ざかっていたため、今考えて見ますと大変な
体験でしたが、小生の社会人としての論文作成挑戦の雑感を述べさせて頂き
たいと思います。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[6] 会員コラム「情報社会における小・中・高の(数学教育を含めた広い
         意味の)情報教育を考える会」の研究報告の一部として
      大妻女子大学 社会情報学部社会情報学科 教授 本郷 健
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-6-8h.html

 私は、今まで学校教育にかかわる調査・研究を中心に活動してまいりまし
た。このたび、「情報社会における小・中・高の(数学教育を含めた広い意
味の)情報教育を考える会」(平成19・20年度)のメンバー(幹事)として、
特に高等学校の教科「情報」の立場から、情報社会における情報教育につい
て考える機会をいただきました。初年度の研究概要は、研究会報告書(平成
19年3月15日)としてまとめ、簡単に報告をさせていただきました。
 しかし、最終年度の報告は、正式な報告書としてまだ公表されておりませ
ん。そこで、この会員コラムの場をお借りして、成果の一部を報告させてい
ただくとともに、情報教育の一領域である教科「情報」に関する私見を述べ
させていただきます。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[7] 会員コラム「情報システム学への思い」
      静岡大学 情報学部 特任教授 市川 照久
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-7-8h.html

 1965年に三菱電機(株)に入社し、コンピュータのシステムエンジニア(以
下SEと略す)として22年間さまざまなプロジェクトを経験した。1977年に
は慶応義塾大学非常勤講師として「情報システム」の授業を担当し、それ以
来30年以上情報システム教育を続けており、最初の教え子はすでに50代にな
り、コンサルタントとして活躍している。
 当初の授業は、自分自身のSE経験から情報システムの教育カリキュラム
を考案し実施したが、「情報システム学」として体系化したいとの思いが強
まった。1980年以降、情報処理学会において「情報システム学」の必要性を
訴え続けたが、情報システムはコンピュータサイエンスの延長線上にあると
する意見が強く、認められなかった。そこで浦先生が中心になり研究グルー
プを編成し、「情報システムの教育体系の確立に関する総合的研究」科研費
報告書(1992)の取りまとめに参画した。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[8] 連載「大学教育最前線:第20回 青山学院大学」
   「青山学院大学 社会情報学部における iPhone 3Gの導入について」
           青山学院大学 社会情報学部 准教授 宮治 裕
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-8-8h.html

 青山学院大学とソフトバンクモバイル株式会社およびソフトバンクテレコ
ム株式会社は、2009年5月14日にモバイル・ネット社会やユビキタス・コン
ピューティング、知識情報社会について共同で教育・研究にすることについ
ての基本協定を締結したことを発表した。これにより、 モバイル・ネット
社会に通用するアプリケーションやシステムを研究開発し、そのライフスタ
イルを広く提案し、これを担える人材育成を目指している。この協定に基づ
き、青山学院大学社会情報学部では、iPhone 3Gを在学学生全員に配布し、
利活用していくことも同時に発表した。
( http://www.aoyama.ac.jp/news/361.html から抜粋、改変)
 本稿では、学部としてiPhoneの導入を選択した理由・iPhoneを活用方法の
予定等について述べる。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[9] 連載「著作権と情報システム:第6回」
「1.著作物 [2]通産省案「ソフトウェア基盤整備のあり方について
          -ソフトウェアの法的保護の確立を目指して-」(4)」
                 司法書士/駒澤大学  田沼 浩
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-9-8h.html

 通産省(現、経済産業省)の産業構造審議会情報産業部会は、プログラム
の特質や工業所有権的な観点から、既存の法律(特許法や著作権法)では十
分に保護できないとして、新たな「プログラム権法(仮称)」を提唱してい
る。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[10] 連載「“実践知としての情報システム教育を考える”
   〜論理的思考力とコミュニケーション力を身に付ける〜」
 「[V]「職場」を創造的な「状況的学習」環境へ再構築する」 小林 義人
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-a-8h.pdf

 企業活動は、説明、考察、議論、対人交渉など、言語活動を実体とする
「情報行動」の連続体です。職場は、「情報空間」として、一人ひとりの情
報行動の対象であると同時に自身を含む包括的な「状況的な環境」を形成し
ています。企業が目標とする成果達成のためには、職場での組織能力を高め
ること、目的に直接的に働きかけ手段を機動的に修正し、知的活動を的確に
機能させることができる「思考様式」「行動様式」を備える必要があります。
経済と社会が構造的に大きく変容する今日の状況の下で私たちが、苦境を打
開しニューフロンティアを切り開くためには、問題の感知、実体に即した適
応、自己を変革し進化できるメカニズムを、「社会的な学習様式」として内
部にビルトインする「状況」を職場の中に構築できる能力の如何に懸かって
います。
 本メルマガでは、時代の潮流転換が「学習様式自体の変換」を迫っている
こと、「学習」の意味、「職場」の「状況的学習」環境の意味、本勉強会の
デザイン・コンセプトは何かについて述べます。中堅社員層が実務の場で、
本勉強会で実践的に体得した「方法知」を活用、フィードバックして、自身
の「情報システム」として、職場に状況的学習環境を創造していただくこと
を期待しているからです。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[11] 連載「プロマネの現場から:第17回」
  山二題「大雪山系の事故と映画『劒岳―点の記』」  蒼海 憲治
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-b-8h.html

 平素、オフィス内に閉じこもっていることが多いため、週末は極力、「グ
リーン作戦」と自称して、近くの山野へトレッキングや散策に出かけるよう
につとめています。
 今年は、山に関して、私にとって印象的な出来事が2つありました。1つ
は、7月に起こった大雪山系トムラウシ山の登山ツアーでの遭難事故であり、
もう1つは、中高年の圧倒的な支持を得て観客動員200万人以上を達成し
た映画「劒岳―点の記」でした。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[12] 連載「情報システムの本質に迫る:第27回」
   「社会(経済)システムの分析(2)」   芳賀 正憲
 http://www.issj.net/mm/mm0405/mm0405-c-8h.html

 ハンガリーの経済学者コルナイ・ヤーノシュが、経済システムのモデル化
を数学によって進めていこうとしたのは、もちろん数学のもつ論理的な明瞭
性にひかれてのことですが、1957年当時、現代経済学において数学の果
たしている役割がきわめて大きくなってきていたため、「西側経済学界の一
員になる」というコルナイの人生戦略を貫徹するためにも、数学という共通
言語の駆使は必要なことでした。
 さらにコルナイにとって、数学の活用には大きな効用がありました。数学
的な言語は、研究や雑誌編集の仕事を監視する機関や党本部の担当者に理解
不可能であり、また数学的な手法は、政治的にも中立と見なされていたため、
原稿に数式があるだけで検閲が省略され、出版が可能になったからです。
 (全文は、上記リンクからご覧ください。)
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[13] メールマガジン 配信元変更のお知らせ

 これまで学会からのお知らせやメールマガジンは新潟国際情報大学のご協
力によって issj■nuis.ac.jp から送信しておりましたが、今号(2009年8月
25日号)より issj-mail-service■issj.net から送信いたします。本アドレ
スからのメールを受信可能にしていただきたくお願い申しあげます。
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 編集委員:乾 昌弘、神沼靖子、小林義人、杉野 隆、芳賀正憲、
      吉舗紀子         (50音順)
 編集顧問:上野南海雄
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