ISSN 1884-2135

情報システム学会誌
JISSJ Journal of the Information Systems Society of Japan

第21巻 第2号
Vol. 21, No. 2

[学会誌表紙]

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[巻頭言]

AIエージェントと情報システム学

著者
金子 聡
表紙
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i-iii

[研究論文]

地域住民による子供の見守り活動の支援システム

著者
井上 一宇,阿部 真也,山本 佳世子
表紙
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要旨
近年,日本において子どもが被害者となる犯罪の発生状況は横ばいで推移しており,地域住民による子どもの見守り活動が対策として重要である.地域住民の高齢化等による見守り活動の担い手不足が深刻化する中,日本政府が策定した「登下校防犯プラン」によると,地域住民が日常生活の中で行う「ながら見守り活動」の推進等,見守り活動のさらなる効率化・活性化が求められている.そこで本研究では,地域住民による継続的な「ながら見守り活動」を促進し,地域全体の効率的な見守り活動を支援するシステムを設計・構築した. 本システムは埼玉県和光市で5ヶ月間運用し,38名のユーザが利用した. 本システムの評価を行うため,利用者アンケートを実施した結果,本システムの操作性や利用効果について高く評価がされた.またアクセスログデータの解析結果より,システムの運用期間中において地域内に見守り活動の実施場所に偏りが起きたことで「見守り不足エリア」が発生し,それらのエリアに対し「防犯協力住民」に該当するユーザが効率的に見守り活動を行ったことが確認された.

1-13

[論説]

AI時代のサイバーセキュリティにおけるサイバー判断力の必要性と育成方法
―人的要素強化への実践的提案―

著者
蓮見 祥子
表紙
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要旨
AI主導型サイバー攻撃の台頭により,人間側の「Cyber Judgment(サイバー判断力)」の欠如が深刻化している.攻撃者はAIにより侵入作業を自律化し,攻撃は機械速度へ移行.開封率が非常に高いAI生成フィッシングなどにより,「機械速度の攻撃者 vs 人間速度の防御者」という非対称性が生まれ,従来の意識啓発研修は限界を迎えている.本論説は失敗の根因を「経験の欠如」と捉え,知覚・解釈・行動の各段階で生じる障壁を指摘.対策として,(1)体験型学習による経験の獲得,(2)判断習慣の神経回路レベルでの自動化,(3)人事制度への統合による組織能力化,の三本柱を提示し,判断速度・精度の向上と国家的レジリエンス強化を展望する.

14-25

[第18回情報システム学会シンポジウム]

広義の情報システムと人材育成
―DX時代における情報システム学の社会実装―

講演者
宮川 裕之 氏(青山学院大学社会情報学部長・教授)
表紙
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26-32

[第18回情報システム学会シンポジウム]

ノンテクニカルセキュリティ~非技術でのセキュリティ対応~

講演者
内田 勝也 氏(情報セキュリティ大学院大学 名誉教授)
表紙
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33-39

[第18回情報システム学会シンポジウム]

情報共有システムが作り出す新しい組織

講演者
青野 慶久 氏(サイボウズ株式会社 代表取締役社長)
表紙
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40-46

奥付