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         情報システム学会 メールマガジン
                                                 2020.10.30 No.15-07

[1] 学会誌発行のお知らせ(第16巻第1号 9月30日発行)
[2] 2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日)
   参加申し込み(9/8〜11/30)
[3] 森ビルアカデミーヒルズ・JST/RISTEX/HITEコラボレーション企画
    (11月12日開催)
[4] 秋講演会の開催報告(10月10日開催)
[5] 開催報告 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
   第8回研究会(9月12日開催)
[6] 協賛します(Modeling Forum 2020)
[7] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
   第14回  デジタルトランスフォーメーションと官公庁情報システム(2)
             内製化
[8] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システムからの
   眺め(中島 聡)
     第24回  高等学校における非対面授業について(後編)
[9] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
     第35回  HEROを育む
[10] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
      第151回  プロジェクトマネージャからプロダクトマネージャへ
[11] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
      第161回 日本学術会議会員の任命拒否問題
[12] 人材募集 教員公募のお知らせ(文教大学)

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[1] 学会誌発行のお知らせ(第16巻第1号 9月30日発行)

学会誌 第16巻 第1号を、学会Webに掲載しました。

学会誌 第16巻 第1号の内容は、下記をご参照ください。
 http://www.issj.net/journal/jissj/index.html

−目次ー
[巻頭言]
 情報システムとニュー・ノーマル
  川野 喜一

[研究論文]
  Development of File Management System for a Peer-to-Peer Method Server
 Management System
  Mitsuyoshi KITAMURA and Koki TANI

[研究論文]
  ハッセ図構造を持つ実体関連モデルと正規形データベース
  金田 重郎, 井田 明男

[事例実践論文]
 企業の実課題を対象とした情報システム企画立案に関する授業実施と教育効果
 (企画実践編)
  山田 耕嗣, 山田 悟, 杉本 展将, 佐田 幸宏

[第15回全国大会・研究発表大会基調講演]
 実世界に埋め込まれるAI
  講演者 麻生 英樹 氏
  (産業技術総合研究所 人工知能研究センター 副研究センター長(講演時))

[第15回全国大会・研究発表大会基調講演]
 人工知能として認識されない人工知能の埋め込まれる社会へ向けて
  講演者 堀 浩一 氏(東京大学大学院 工学系研究科 教授)
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[2]  2020年度の 第16回全国大会・研究発表大会 開催予定(12月5日)
   参加申し込み(9/8〜11/30)

第16回全国大会・研究発表大会を下記の要領で開催します。
日時 2020年12月5日(土)
場所 オンライン開催

参加申込受付中です。

詳細については随時Webに掲載して参ります。
http://www.issj.net/conf/issj2020/
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[3] 森ビルアカデミーヒルズ・JST/RISTEX/HITEコラボレーション企画
    (11月12日開催)

「混沌(カオス)を生きる」
第2回 新しい野生:自然・人工物への感性を研ぎ澄ます

【詳細情報】https://www.academyhills.com/seminar/detail/20201112.html

【 日 時 】 2020年11月12日(木) 20:00-22:00
【 会 場 】 オンライン開催
【 参加費 】 無料/事前申し込み必要
【 主 催 】 森ビルアカデミーヒルズ
【 共 催 】 科学技術振興機構社会技術研究開発センター
       「人と情報のエコシステム」研究開発領域

お申し込みはこちらから→https://eventregist.com/e/academyhills201112
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[4] 秋講演会の開催報告(10月10日開催)

10月10日にオンライン形式で秋講演会が開催されました。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の中島健祐様にご登壇いただき
『デジタル先進国デンマークから考える次世代型社会システムの在り方』を
テーマにご講演いただきました。
デンマークは、デジタル化で欧州トップクラス。サイバー・フィジカルシステムや、
充実した社会保障により幸福度が高い国家としての全体最適型の政策遂行など、
日本がこれから目指すべき方向性について、熱のこもった講演をいただきました。
会員の方々27名の参加がありました。
オンラインながら参加者からは時間ぎりぎりまで、質疑応答も行われ、
好評裏に閉会致しました。
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[5] 開催報告 CPS時代における情報システムのリデザイン研究会
   第8回研究会(9月12日開催)

第8回研究会を開催しました。
1.日 時:2020年9月12日(土)13:00〜16:00
2.場 所:ウェブ会議(ZOOM)

詳細は下記を参照ください。
 ◆第8回研究会
  https://issj.school-website.jp/redesign/m08-report/
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[6] 協賛します(Modeling Forum 2020)

特定非営利活動法人 UMLモデリング推進協議会が主催する
Modeling Forum 2020 に協賛します.

会 場  TEPIAホール(東京都港区北青山2丁目8番44号)
    http://www.tepia.jp/
日 程 2020年11月26日(木)
オンライン開催

詳細については下記をご参照下さい。
https://umtp-japan.org/event-seminar/9106
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[7] 連載 発注者からみた官公庁情報システムの現状と課題(岩崎和隆)
     第14回 デジタルトランスフォーメーションと官公庁情報システム
             (2)内製化

1 はじめに
 前回に引き続き、デジタルトランスフォーメーション(DX)と官公庁情報シ
ステムについて取り上げます。
 前回のメルマガ記事※1)で、私は、官公庁情報システムの共同化を提言し
ました。前回の原稿作成後、経団連が、デジタル庁の創設に向けた緊急提言※2)
を発表しました。この提言において、「中央省庁システムおよび地方公共団体
に提供するシステムの企画立案・開発等を一元的に行うデジタル庁(仮称)を
内閣府に設置することが有効」としています。
 困難なことですが、一刻も早く、国と地方公共団体の情報システムの共同化
を実現することが必要と考えております。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/07/mm1507-gk-gk.pdf

訂正:第13回 デジタルトランスフォーメーションと官公庁情報システム(1)
       のサブタイトルは「共同化」の誤りでした。
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[8] 連載 自称基礎情報学伝道師の心的オートポイエティック・システム
    からの眺め(中島 聡)
    第24回 高等学校における非対面授業について(後編)

 前回は、非対面授業を行う上で必要なインフラを中心に、現場の教員、管理
職、都道府県(埼玉県だけですが)そして国の対応について勝手に考えてみまし
た。インフラの整備としてICT機器を外す訳には行かないので、まずは予算が大
きな問題になるでしょう。そしてインフラが整った後に使い方、つまり教員の
問題に移ることになります。ICT機器の効果的な方法や手法についての研究は、
始まったばかりか、始まろうとしている段階でしょう。一部のやる気のある人
(色々な思惑がありそうですね)と、教育関係の業者が提案や実験を行っている
程度です。今のところ国も県も非対面授業における教育方法について、何かし
らのイニシアティブを示せる状況に至っていないことは確かです。このあたり
は既に実践が進んでいる大学とは大きく異なります。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/07/mm1507-dn-dn.pdf
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[9] 連載 “Well-being”ことはじめ(三村和子)
   第35回 HEROを育む

  ポジティブ心理学から派生した概念である心理的資本(PsyCap)に注目が集ま
っています。心理的資本とは、働く人が自律的に行動し、やりがい感を持ち続
けること、そして組織としてのパフォーマンスを最大化するために重要視され
ているのです。
心理的資本を用いた考え方では、“一人一人が持つポジティブな心のエネルギ
ーを生み出すことがポジティブな組織行動を生み出す”とされています。経営
学の研究者であるルーサンス氏が、ポジティブ心理学の考え方を組織開発の分
野に適用し、ポジティブな組織行動の中核となる「心理的資本」という概念を
提唱し、心理的資本の理論・開発手法を確立しました。2020年6月に「こころの
資本:心理的資本とその展開」の日本語訳*1)が出版されました。原著(初版)
は2007年だったそうなのですが、これ以降、米国を始め、中国、韓国、オース
トラリア、ニュージーランド、ルーマニア、南アフリカ、ベトナム、パキスタ
ン、ポルトガルにおいて、実証研究が重ねられてきたとあります。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
http://www.issj.net/mm/mm15/07/mm1507-wb-wb.pdf
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[10] 連載 プロマネの現場から(蒼海憲治)
  第151回 プロジェクトマネージャからプロダクトマネージャへ

 中国に赴任して以来、過去3年間、売上は毎年20%以上の成長を続けてき
ましたが、今年は新型コロナのため、残念ながら成長はストップしたものの、
ほぼ昨年並みとなる見込みです。
新型コロナの前後で大きく変わったことは、売上の構成比の変化になります。
日本からのオフショアと中国国内SI事業との売上比率は、従来3対7程度で
したが、今年は1対9に大きく変わりました。理由は、日本との往来ができな
くなったため、オフショアが急減する一方、中国国内SI事業は、IoTや
SaaS案件などDX関連の案件が増えたことによります。ベースカーゴであ
ったオフショアの売上が減ることは残念なのですが、より付加価値が高く、か
つ、社員にとっても魅力的なソリューションやDX案件へシフトする業態変換
が進んでいると前向きに捉えることができると思います。

 (全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/07/mm1507-pg-pg.pdf
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[11] 連載 情報システムの本質に迫る(芳賀正憲)
  第161回 日本学術会議会員の任命拒否問題

  本庶佑博士は、がんの免疫療法を世界に先駆けて確立、一昨年ノーベル医学・
生理学賞を受賞しました。免疫細胞はウィルスなど異物を攻撃する役割をもち
ますが、正常な細胞を攻撃しないよう表面にチェックポイントをもっています。
がん細胞は正常な細胞のふりをしてチェックポイントを通過、免疫機能にブレ
ーキをかけ、自らを増殖させていきます。このとき特効薬を用いてチェックポ
イントの働きを復活させれば、人間の自然の免疫作用によって、がんを治療す
ることが可能になります。
 チェック機能が働かないようにして自らの増殖を図る、がんの戦略は、絶対
に許されないことですが、政治家が自らの権勢の拡大を図るために応用される
ことがあります。

(全文は、下記リンクからご覧ください。)
 http://www.issj.net/mm/mm15/07/mm1507-hs-hs.pdf
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[12] 人材募集 教員公募のお知らせ(文教大学)

◆文教大学において、教員の公募をしています。
 詳しくは下記を参照下さい。

文教大学 情報学部 情報社会学科
(応募締め切り日:2020年 11月 6日(金)(必着))
リンク先:
https://www.bunkyo.ac.jp/recruit/
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   09月29日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm15/06/mm1506.html
  08月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm15/05/mm1505.html
   07月28日号は・・ http://www.issj.net/mm/mm15/04/mm1504.html

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 編集長 :川野喜一、 副編集長:永田奈央美
 編集委員:岩崎慎一、上野南海雄、魚田勝臣、神沼靖子、小林義人、
      芳賀正憲(50音順)
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