情報システム学会 メールマガジン 2008.5.25 No.03-2 [4]

2008年度 情報システム学会総会・講演会報告

 2008年度 情報システム学会総会・講演会が5月17日(土)13時30分から17時20分まで、専修大学 神田キャンパス 302教室を主会場として開催されました。参加者は、総会が57名、神谷有二 サントリー常務取締役と佐伯胖 青山学院大学教授を講師としてお招きした講演会が76名、17時30分から1号館15階「報恩の間」で開催された懇親会が51名でした。当日は晴天にも恵まれ、昨年以上の参加者を得て盛況裏に終了しました。また、新しい試みとして「情報システム論文の書き方ワークショップ」が同時開催されました。

 今回は、専修大学創立130周年記念事業の一環として、同大学より会場・施設の提供および賛助金による協賛を受けての開催となりました。専修大学のご厚意に深く感謝申し上げるとともに、創立130周年記念に本学会として祝意を表します。

 魚田勝臣総務委員長が総会の開会宣言を行い、はじめに出席者57名、委任状179名の合計236名で、定足数167名を上回り総会が成立したと報告しました。議案は次のとおりで、北城恪太郎会長を司会者として審議が進められました。

 第1号議案は、「2007年度活動報告、決算報告および監査報告」で、活動報告は杉野隆企画委員長、決算報告は竹並輝之事務局長、監査報告は小林義人監事がそれぞれ配付資料に基づき行いました。なお、竹並事務局長は「小林萌氏、松平和也氏から学会に100万円ずつ計200万円のご寄付をいただきました」と報告し、両氏に謝辞を述べました。

 第2号議案は、「2008年度活動計画および予算計画」で、同じく活動計画を杉野企画委員長、予算計画を竹並事務局長、がそれぞれ配付資料に基づき説明しました。

 第3号議案は、「役員改選」で、小幡孝一郎選挙管理委員長が、役員改選の経過と結果に関し、スライドを使って説明しました。

 第1号議案、第2号議案および第3号議案はいずれも満場一致で承認されました。続いて、魚田総務委員長が新役員と名誉会員を紹介し、副会長の杉野隆氏、理事の伊藤重隆氏、乾昌弘氏、岩崎慎一氏、飯島正氏(第4回全国大会・研究発表大会専任理事)、名誉会員の浦昭二氏が挨拶に立ちました。

 第4号議案は、「定款等の改定」で、杉野企画委員長が定款の改定(目的の改定および評議員会の新設等)および役員選出規定の改定(不備の修正)について提案を行い、満場一致で承認されました。

 引き続き北城恪太郎会長よりご挨拶があり、総会が閉幕しました。

 講演会は竹並副会長を司会者として、神谷有二様(サントリー株式会社 常務取締役 品質保証本部長)による「ビジネス成果に繋がる情報システムをめざして」、佐伯胖先生(東京大学名誉教授、青山学院大学文学部教授 青山学院大学ヒューマン・イノベーション研究センター所長)による「学びにおけるヒューマン・インタラクションの意味」の二つの講演が行われました。いずれの講演も興味深い内容で,参加した76名が熱心に聴講され時間を超えて質疑応答が続きました。

 懇親会は松平和也理事の司会で進行し、北城恪太郎会長の挨拶によって開始されました。講演者の佐伯先生と神谷氏、浦名誉会員をはじめとする51名の参加者があって有意義な情報交換と懇談が行われました。

 また、4月に亡くなられた柴田亮介元理事を偲んで、情報システム学会への貢献、業績、思い出が披露されました。柴田さまのご冥福をこころよりお祈りいたします。

以上