2006/03/31

1.研究会名

「産業界からの論文発表を促進するための研究会」

 

2.研究テーマ

産業界からの論文投稿を促進するための環境整備と、具体的な事例の体系化・抽象化を指向した学術論文作成を、ケース・スタディーを通して行う。

 

3.構成員

主査:氏名、所属、電話、メール

    高木 義和

    新潟国際情報大学

    新潟市みずき野3−1−1

    025−239−3111(3754)

    takagi@nuis.ac.jp

  幹事:氏名、所属、電話、メール

      原 潔

      日本ユニシス株式会社 総合技術研究所

      ITソリューション部 サービスビジネスイニシアティブ室

      03−4329−1150

      kiyoshi.hara@unisys.co.jp

 

4.研究会設置の趣旨と研究内容

情報システム学会のWebページ「情報システム学会 ISSJの役割」で示されているように、情報システムの構築及び活用に関する経験の蓄積と共有が十分になされているとは言い難いため、本学会では貴重な研究成果・事例報告を論文として,積極的に発表・蓄積・共有するための場を提供することを主要な活動の1つとして位置付けている。これまで1年の活動実績を見ると、産業界からの論文の投稿や執筆相談は少なく、より積極的な取り組みが必要であると考えられる。そこで産業界からの論文発表がしやすい場の提供を推進するため、「産業界からの論文発表を促進するための研究会」の設置を申請する。

 

想定される研究内容は以下の通りである。

1)現場からの論文が少ない要因およびその背景に関する考察

2)論文構成要素の検討

     体系化、一般化、抽象化の方法と水準に関する考察

     新奇性,客観性,信頼性,有用性の考察

3)論文モデルの作成

4)候補論文募集方法の検討

5)ケース・スタディー

 5-1)ユーザ会の発表論文から候補を見出し、論文投稿までに完成度を高めるケース・スタディーを行う。目標は期間2年で計2報。

 5-2)ベンダーの社内発表会論文から候補を見出し、論文投稿までに完成度を高めるケース・スタディーを行う。目標は期間2年で計2報。

 

5.活動計画

 1年目

     現場からの論文が少ない要因およびその背景に関する考察

     論文構成要素の検討

     論文投稿のケース・スタディー(主にユーザ会)

   ユーザ会の発表論文から候補を見出し、論文として投稿できるよう構成を検討し、著者と協力して投稿する。

 2年目

     論文モデルの作成

     候補論文募集方法の検討

     論文投稿のケース・スタディー(主にベンダー)

   ベンダーの社内発表会論文から候補を見出し、論文として投稿できるよう構成を検討し、著者と協力して投稿する。

 

6.主たる活動場所と進行方法

 都内

 毎月の到達目標を決めメールやWebを効果的に使用して作業を進める。

 全体会議は年4程度とする。